戻ってきた日常 ページ21
A
「よし、引っ越し完了っ」
千冬
「思ってたより荷物少なかったな…」
千冬からプロポーズされ、少しずつ準備を始めている
式場とか日取りはまだ決まっていないけど…
とりあえず、一緒に住み始めようと決めたので、少しずつ荷物を千冬のマンションに持っていっていた
ちょうど、今月末で私のマンションは契約が更新の時期というのも理由の一つ
A
「今日から本当に一緒に生活するんだね…
まだ実感わかない…」
千冬
「ま、ちょっとずつ慣れるだろ
それより疲れたからちょっと休憩ー」
A
「うん、コーヒー淹れるから待ってて」
千冬
「おぅ」
コーヒーを準備しながら、ちらっと千冬の方を見る
ソファに座って、猫じゃらしを持って、ペケちゃんと遊んでいる
これから毎日、こうゆう生活が始まるんだ…
そう思うと、前々から悩んでいたことが頭をよぎる
千冬に相談してみよう、とようやく決心がついた
準備したコーヒーをテーブルに置く
ソファに座っている千冬の隣に座ると、ペケちゃんが膝に飛び乗ってきた
A
「あの、千冬…
相談なんだけど…」
千冬
「ん？どした？」
A
「…私、仕事、辞めてもいいかな…？」
千冬
「ん？
いいけど、そんなに改まって言うことか？」
意外とすんなりした答えに、拍子抜けしてしまった
千冬は頭にクエスチョンマークが飛んでいるような感じで…
A
「ぇ、辞めてもいいの…？」
千冬
「いいよ
別に、お前が仕事やめても生活に困らない程度には、俺も仕事してるつもりだし
お前、仕事忙しい時は帰りは遅せぇし、朝も早いしな
辞めてぇなら、辞めていいって思ってる」
A
「…ありがとう
辞めても、落ち着いたら仕事探そうかなって思ってるから」
千冬
「おぅ
お前がいいなら、俺はそれでいいよ」
Aが仕事辞めたら、夕飯は毎日Aの飯食えるなー
なんて、千冬はペケちゃんと楽しそうに会話をしている
仕事、あと少しだけ、頑張ろう
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神奈月(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます。お話は佳境ですが、みなさんに楽しんでもらえるようにがんばります。 (2022年11月27日 7時) (
レス) id: d80d51a44f (このIDを非表示/違反報告)
あい - いつも更新を楽しみにしています。千冬と一虎、これからヒロインとどんな結末が待ってるのかとても楽しみです (2022年11月26日 16時) (レス) @page39 id: c280eab537 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神奈月 | 作成日時：2022年11月1日 13時
