仲良しJUMP 11

ゆーり ページ46

大貴side



焦る高木に連れて来れた楽屋は少し変な匂いがして、ゴミ箱を抱えた知念が薮くんに背中さすられながらソファーの端っこに掛けてる。

高木の拙い説明もこれを見れば十分に理解して。



涼:「知念気持ち悪かったの？」

宏:「そうみたい。さっき着替えさせてる途中に戻しちゃって衣装も私服もベタベタでさ。山田、服貸してくれない？このままお母さんのところ返そうと思って。」

大:「山田には俺のレッスン着貸してやるよ。薮ちゃんバトンタッチ」

宏:「俺じゃここ片すわ」

涼:「服どこしまったっけ？」

侑:「…今日お母さんもお父さんもいない…」

涼:「お姉ちゃんはー？」

侑:「お友達と遊んでる」

宏:「どうしよう…」

雄:「連絡取れるまで俺ん家おいで。ねぇーちゃんたちいないからさ」

宏:「そうするか」

大:「俺も高木の家行きたい」

宏:「あとで個人的に行きなよ」

涼:「これでいい？」

大:「着させてやって」

宏:「俺と雄也で病院連れて行って雄也の家で」



薮くんと高木がめっちゃお兄ちゃんでかっこいいなー。

汚れてた場所は綺麗になったし、知念も着替えてスッキリしてる。



大:「そういや他の人たちは？」

宏:「あーやっべぇー光怒ってるかもな。たぶん事情がわかればあいつも落ち着くよ。俺スタッフさんとかに伝えてくる。PVはまた取り直せるからさ」



あーそうか。

Hey!Say!7の頃、高木と2人、俺らだけじゃグループを引っ張ることができない。そう言われて悔しかったけど、実際に行動できてない今も悔しい。

その点で薮くんに光くん、伊野ちゃんはすごい。

だからこうして今、Hey!Say!JUMPが出来たのかとしみじみ…いや出来立てか笑

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