仲良しJUMP 10

ゆーり ページ7

侑李side


僕、こんなこと聞いてない。

点滴打たれるのはひかじゃあるまいし、嫌じゃ無いけど、バリウムって…

さっきまで吐いてたのにもう嘔気がないと伝えれば検査へ。

胃カメラかバリウムかどっちかをするのに、胃がん検診だと胃カメラで鼻から通して終わりなのに、今回は炎症を見るからってバリウム検査に。

目の前にある大量の液体を飲むのは躊躇する。

時間はかかっていいから飲み干すこと…そういい渡されて数十分が経過。

びっくりするぐらいまずいし、より気分が悪くなる。

ざっとこんな感じ…

現実には、こんなこと遠くで考えてるだけで今は猛烈な吐き気と戦ってる。


裕:「あとちょっと二口ぐらい頑張れ…やばかったら手遅れになる前にトイレ行く？」

大:「知念顔色悪いし…」

侑:「…やばぃ…」

宏:「吐く？」

侑:「…っうっ…おえっ…」

慧:「あらららら〜看護師さん呼んでくる」

大:「気持ち悪かったよね。しょうがないよね。」

裕:「しんどいね…大丈夫だよ。あとで着替え持ってきてもらおうな」



何がなんだか全くわからなくて

気持ち悪いし、吐くし、ベットと服は汚れるし、だるすぎて戻してるのにリクライニングを60度ぐらいまで上げてたベッドに体を預けないと倒れそうになって…

普段の僕ならこんなべちゃべちゃになるなんて絶対嫌だし、その前になんとかするのに、今日はもうだるすぎて気持ち悪すぎて、シーツ汚してしまったお金なんて払えばいいし、自分自身汚れてもいいから楽になりたかった。



宏:「知念ほんとに大丈夫？」

裕:「やばいよね」



気がついたら看護師さんがきてくれて、洗面器みたいなの渡されて治ったら大貴のレッスン着に着替えて、綺麗なベッドに移動して寝てたみたい。

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