仲良しJUMP 6

ゆーり ページ22

光side



大:「知念？！」



コンサートは無事に始まり、知念も捌けることなくもう残すはアンコール。

やっぱりきついみたいで、本編が終わり裏に来た途端しゃがみ込んでしまった。



侑:「ごめん…でも、僕出来るから。ちょっとだけ待って。」

涼:「待つよ。頑張るってちぃちゃんが決めたのなら止めはしない。」

圭:「でも、やばくない？俺トロッコ変わるよ。ちぃちゃんメイン行きな。」

裕:「じゃ、俺一曲丸々知念おんぶする」

宏:「じゃ、涼介、大ちゃん、伊野ちゃん、雄也、圭人で走って上行って。」


あとはメインで固まろうって話ね。

薮が指示出してる時に知念の着替えなりして、背中をさすってるけどめっちゃ熱い。



裕:「2曲目になったら乗っていいから一曲頑張ろう。」



そんなこんなでアンコールを迎えた。

横目でチラチラ確認しながら俺らはあくまでも普通でいる…なんてこと出来ないから、2曲目で知念おんぶされたのを確認して、薮の上に飛び乗る。

いわゆる薮が俺をおんぶしてる状態笑


宏:「お前ふざけんな。一声かけてからじゃないと折れる」

光:「いいじゃん。折れてないでしょ？」



なんか歓声すごかったけど、来てくれたお客さんには本当に申し訳ないけど、メンバーの脳内には知念への心配しかない笑


全てのプログラムが終わり裏に行くと、寝っ転がって涙を流す知念。



大:「よく頑張ったな。」

涼:「お疲れちぃちゃん。」

裕:「熱測ろ。お疲れ」

圭:「ちぃちゃんかっこよかったよ」

慧:「知念ちゃんしんどかったね。」

雄:「俺がおんぶしてやるよ」



薮と俺はメンバーの温かい言葉で大声で泣く知念の頭を撫でながら、早く治るといいなぁって願いを込めた。

ゆーり→←ゆーり

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す