えがおの花

1日目 ページ20

大貴side


あの状態の山田を放置するのもできず、目が覚めてしまった知念、伊野ちゃん、ひかと談笑をする笑

内容はくだらないから聞かないほうがいいと思う。



慧「修学旅行の夜の楽しみってこういう話だよな笑」

大「俺はタイプの女子の話ばっかだったな〜」

侑「僕たちずっと上か下どっちがいいかで盛り上がってたわ笑」

光「うわ〜青春！知念ってそういう話するんだ笑」

大「大好きだもんな〜そういうの」

侑「違うし大ちゃんだって好きじゃん」

慧「圭人の下ネタでゲラゲラ受けてる人がこの手の話苦手なわけないでしょ」

大「それよりひかの方が苦手かと思ってた」

光「俺はディープなのが苦手なの、リアルなの」

慧「男はみんな今ぐらいが1番盛り上がるんだって」



なんの話してんだよ！笑

だから聞かない方がいいって言ったのに。

なんてったって俺たちもいいお年頃の男の子だし。お気に入りのおかずの話で盛り上がる深夜は通常運転でしょ。宿泊の醍醐味ってここだよな。

あ、聞かない方がいい話しでしたね。



光「なんか外明るくなってきたね」

侑「今日1日ずっとここでゆっくりするならまぁいいじゃん」

慧「じゃあ俺一眠りしよ〜」

侑「僕は起きてる」

光「俺も寝よ」

大「えぇー知念そんな目でみんなって。起きとくから」

侑「やった」

大「ていうかなんであそこにタオル敷いてたの？」

侑「汗かくかなーって。どの道、旅行のだからどこかで捨てる予定だったし」

大「助かったよ。山田もきっと」

侑「無理せずに早く申告してくれたらよかったのに、僕の好き勝手でいっぱい歩いちゃって疲れさせちゃったかなって」

大「大丈夫だよ。山田前から熱あっても気にせず遊んでたしいいんじゃない？」

侑「そうだよね。涼介。しんどかったら休めばいいのに遊ぶもんね。ねむ」

大「眠たいなら寝な」

侑「うん」

寝ないとか言ったのに寝ちゃうの小学生みたいで可愛いなと思いながら、俺も眠りについた。

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