仲良しJUMP 13

りょーすけ ページ6

涼介side



気持ち悪い…しんどい…

目を開けてトイレに行きたい気持ちと裏腹に、動けないのが現実…

そうこうしてる間に胃の中から迫り上がってくる熱い液体、もう間に合わない…



大:「山田、大丈夫か？これ持てる？」



なぜか大ちゃんが飛んできてくれたおかげで周りを汚すことなかった。



周りを見てみるとメンバーみんなマスクしてて、申し訳なくて…。

もし万が一移ってしまったら…

なんで今日来たんだろう…休めばよかったじゃん。

こんなにメンバーにめいわくかけることもなかったのに。



大:「落ち着いた？？どうした？きついか？収録頑張れそう？」

涼:「…。」



なんでこんなに大ちゃんは優しいのだろう。

ボーッとしてると涙がオートで出てくる。



大:「どうした？気持ち悪い？」

涼:「みんなに移っちゃう…」

大:「大丈夫。出来るだけこれらが予防するし、俺は山田のなら移っても大丈夫。みんなそうだと思うよ。お前は気を使わなくていいから、無理するな」



別にかっこいいこと言ったわけでもないのに大ちゃんの言葉がかっこよくて涙があふれてくる。



宏:「山田、落ち着いたらスタジオ移動で。」

雄:「頑張るのなら全力でサポートするから、一緒に頑張ろうな」



かっこいいな、雄也。



涼:「大ちゃんごめん…それ処分してから行く…」

大:「バカ。頼れって言ったじゃん。俺が処理してくるからな？ここにメイクさん呼んだから」



ソファーに身体預けてたらメイクしてもらってると大ちゃんが帰ってきた。



大:「じゃ、これ着替えて行こうな」

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