仲良しJUMP 13

りょーすけ ページ39

慧side


慧:「ちょっと大ちゃん、靴脱いで。高木、一緒に台になろう。たぶんこの上に非常用品ストックあると思う」

雄:「俺、台になるから伊野尾くん山田頼んだ」

慧:「ごめん。ほんとだ…お願いする」

大:「うわ！本当だ！あったよ！」

雄:「有岡くんの足の裏の汗をめっちゃ感じてる」

慧:「大ちゃんの足におうよー？笑」

大:「変なこと言わないでよ笑」

慧:「ごめん。山田〜寝られるなら寝ときな〜」

雄:「もう寝てるし」



そんなこんなで、非常用のタオルを非常用のペットボトルで濡らして山田のおでこにあててみる。



大:「このかんぱん美味しい」

雄:「なんで食べてんの笑」

慧:「おれも食べたい」

大:「緊急を要したからいいじゃん？後日ちゃんとお返しするから」

慧:「うん。」

雄:「どーぞ」



大:「まだなのかな…」



荒い呼吸をしながら真っ赤な顔で寝てる山田を見つめながら呟く大ちゃん。

止まってから1時間半は経った。

幸い起きることはないけど、それがいいのか悪いのか。口で調子を伝えてくれないと俺らも把握ができないし困る。


大:「無理させる前に帰らせてたらこうならなかったのに」

雄:「乗ったタイミングだよね…山田は嫌がってたけど何か分かったのかな」

慧:『え？うん。わかった。はーい』

宏:『はじめっからこうしてたらよかったね』

大:『あ！薮くん！』

光:『ひかもいるよ！』

侑:『涼介は大丈夫なの？』



開始されたテレビ電話。

みんなして言いたい放題。でと、安心するね。



涼:「…んっ…」

侑:『りょうすけっ！』

涼:『えっ…まだ…エレベーター……はぁ…いやっ…っ…』

大:『やまだ〜落ち着いて〜』

宏:『あ！伊野尾！もう開くと思う』


閉じ込められてから約2時間経ち、やっと空いて無事に狭い部屋から脱出。



宏:「よく頑張りました。」

光:「救急隊の人、あのここに急病です」



念のため呼んでくれてた救急車で病院に向かった山田と薮と光を見送って、大ちゃんと高木と俺で事情聴取。

その間もメンバーは待ってくれてて、終わったらみんなで病院へ…早く行きたい。

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