仲良しJUMP 13

ひかちね ページ32

涼介side



よーいスタートの合図で、一目散にホテルの方にって言った薮くん光くんチームと、仲良さそうに駅に向かって行った雄也と伊野尾ちゃん。

少し遅れてしゃがんでその場で袋を受け取り戻してしまった知念を片目に何も無かったかのように歩く…なんてできるはずがなくて



裕:「どうやっていくー？」

涼:「あの2人の後ろ着いてったらなんとかなるんじゃない？涼子わかんない…笑」

裕:「やま、キャラ入りすぎね」

涼:「なんのことー？笑」



しばらくそっとしてると動き出した知念を支えながら歩く大ちゃん。

ほんとその格好しててよかったな。



侑:「新幹線ダメなら特急なららいいよね？乗るよ？」

大:「新幹線でもいいじゃんねー」

涼:「あら奇遇！私たちもそれに乗るつもりだったの、一緒に乗っていい？」

大:「いや、4人で行動したら声かけられるよ？」

涼:「まぁまぁ。」

侑:「…お腹痛いから早くして。改札通りたいの」

大:「乗っちゃえ！これは新幹線じゃない、かもめさんだ笑」



小走りでトイレに向かった2人に後からついていく。



裕:「ねぇ、やま。トイレどうすんの笑」

涼:「あ、やべぇ。そりゃ男でしょ、この際女で行ってみる？…っていうか俺アイドルだからトイレいかねぇーよ！」

裕:「やま、声大きいよ。」

涼:「ごめん…」



何はともあれ、少し落ち着いた知念と大ちゃんが戻ってきて、ご褒美ロケなんだからとグリーン車に乗せてもらう。

…本当は知念の体調を考慮してのことなんだけど。



1番前の端っこに知念、その隣に大ちゃん、その後ろに俺、その隣に裕翔。

出来る限り知念の座先の椅子を倒して知念を寝かす。

冷えピタを張り替えて、袋を抱えて寝る態勢に入った知念を隙間から確認して…


涼:「おいっ！」

大:「ごめん、俺も倒したくなって。そんなにだからさ」

涼:「いいよ。」



大ちゃんの座席が倒れてくるから焦った笑

一言言ってくれよな笑



女装しての特急の旅楽しみます笑

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