仲良しJUMP 13

りょーすけ ページ4

大貴side



乗ってきた時から体調の悪そうな山田。

何を言ってもツンツンしてて、まぁ具合悪いとイライラしちゃうって言うし、しばらくそっとしておこうと思って、裕翔とこそこそとたわいもない話を。

スタジオの建物が見えてきた頃、さっきよりゴソゴソしてるなと思うと、急に嗚咽と変な音が聞こえ山田の方を見ると、まぁどろどろに。



大:「やまだ！ねぇー、山田吐いちゃった」

裕:「え、これ。持てる？」

大:「だめっぽい。もう動けない。」



この際汚れはどうでもいい、マネージャーさん的には問題しかないかもしれないけど、でも、少しでも落ち着くようにちょうど俺の方に向けてる背中をさすり、落ち着くのを待つ。

服…下着まで吐瀉物がしみてないといいな。



山田がまだ落ち着かない頃、見えてた建物中に入り、駐車場で扉を開けると、ちょうど背中になってた部分の汚れまで見えて、いかに戻したのかがわかる。



大:「ここ、お願いしていい？裕翔と俺で楽屋連れて行ってシャワーして寝かすわ。」

マネ:「お願いします」

裕:「やま、ちょっと寒いけどアウター脱がすね。じゃ、おんぶするから気持ち悪かったらいってね」



力なくうなずいた山田を確認して、裕翔の上に乗せる。



裕:「微熱はあるねー」

大:「まじかー」



楽屋に入るとメンバーにいろいろ聞かれる…実際のところ俺も裕翔も知らないし、おどおど。

とりあえず、高木にヘルプをだし、3人がかりで楽屋のシャワーでスッキリさせて、ソファーに寝かせる。

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