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る「じゃあね、Aちゃん。またね。」
り「れいらちゃんにもよろしく。」
最後にくしゃくしゃと頭を撫でながら二人は去っていった。
二人にバイバイって手を振って見送る。
「…Aちゃん彼氏いるの?」
佐藤さんのその問いかけに頭の中にさとみくんが浮かぶ。
事実なんだけど…事実なんだけど何だか恥ずかしい!
いいあぐねてる間にも、何故か隼さんは少し寂しそうな顔をしてこちらをみていた。
れいら「Aちゃーん、お待たせ…うわぁっ!」
タイミングよく来てくれたれいらちゃんに隠れる。
佐藤さんは興味津々の目でまだみてくるけど、恥ずかしいからいや!
れいら「どうしたの?」
うぅ〜…。
「何で隠れるのよ。いるんでしょ??写真とかないの?見せてよ!」
隠れんぼみたいにれいらちゃんを盾に逃げる。
れいら「えー?なになに?仲良くなれたじゃん。」
れいらちゃんは嬉しそうにしてるが、こちらはたまったもんじゃない。
見せて、って言われてもさとみくんかっこいいから好きになられちゃ困るもん。
隼「はいはい。みんな揃ったなら行くぞ。」
私たちが置きっぱなしにしていた沢山の荷物を軽々と一人で持っている隼さんがぽんっと私の頭に手を乗せる。
れいら「あらら〜…。」
れいらちゃんはそんな姿を見て何故か苦笑いしていた。
それでも先に進んでいく隼さんをみんなで追いかける。
れいら「…何かあった?」
うん、って頷いてスマホを取り出すが、歩きながらさっきの出来事を打ち込むには文字が長くなりすぎた。
迷った末、『あとで』と短く打ち込む。
れいら「うん。帰ったら教えて。」
「ねぇ、後で写真くらい見せてよ?」
しつこく聞いてくる佐藤さんに嫌だ、って首を横に振って内緒だもんってシーってやったらケチ、って拗ねてた。
それでもすぐに笑ってくれていて、何だか少し仲良くなれたようで嬉しかった。
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唯凛(プロフ) - 友達に腹黒ドSサイコパスと言われた…さん» コメントありがとうございます!こんな拙い文章でも読んでいただけるだけで嬉しいのに、好きなんてめちゃめちゃ嬉しいです…!ちまちまと書いていきますので、これからも読んでいただけますと幸いです(^^) (2022年2月2日 20時) (レス) id: 1a2f301bb5 (このIDを非表示/違反報告)
友達に腹黒ドSサイコパスと言われた… - こんにちは!更新されてる!大好き過ぎて…いや、『愛してる』って告白したいくらいこの作品好きで、毎日のように確認してました!グヘ、グヘへ〃´∀`〃((殴⊂`д´⊂これからも応援してます!!更新ゆっくりで大丈夫なので頑張ってください! (2022年1月31日 23時) (レス) @page47 id: 95427cdf5c (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - らいか。さん» コメントありがとうございます!無駄に長くなっているのに見返していただけてるなんて…!!まだまだ続きますが、読んでいただけたら幸いです。楽しんでいただけるものを書けるように頑張ります!! (2022年1月24日 18時) (レス) id: 7d79fc65fd (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - ぽわさん» コメントありがとうございます!大好きなんて言っていただけてとっても嬉しいです!読んでいただけるだけでも嬉しいのに、コメントいただけて本当嬉しいです。励みになります!かなりのんびり更新になっておりますが、これからも読んでいただけたらとても嬉しいです! (2022年1月24日 18時) (レス) id: 7d79fc65fd (このIDを非表示/違反報告)
らいか。 - こんにちは!この話大好きです!更新ないときも今までの見返してずっと待ってますね!これからもよろしくお願いします!頑張ってくださーい! (2022年1月23日 7時) (レス) @page45 id: 843b3dd826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唯凛 | 作成日時:2021年11月2日 6時