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そう考えた瞬間、身体の内側から、熱くなるのを感じた。
やばい…!
そう思った時には遅くて、身体の力が抜けそうになる。
息が荒くなって、その場に立っているのもしんどかった。


先輩「A!?」


これはちょっとした発 情じゃない。
ヒートだ。
身体が熱くて、彼を欲してる自分がいた。


「さとみ…さぁ…っ…!」


顔を上げて手を伸ばした先には、必死に耐えている彼がいた。
耐えないでよ。
いいよ。
私をー・・・

先輩が何かを察したのか、私の腕を強引に掴む。
身体の力が抜けきった私を起こすには、流石に女性じゃ難しかったようだ。


(先輩)「あなたこの辺の人?どこかないの?手伝って!」

さ「んな無茶…っくそ!」


さとみさんが私に触れる。
それだけで身体がピクリと反応する。


「…んっ。」


でも違う。
欲しい刺激はそれじゃない。
所謂お姫様抱っこ状態の私は、落とされないようにさとみさんの首にしがみつく。
距離が近くなったことで香る匂いすら、興奮を刺激するものでしかなかった。


「はぁ…はぁ…さとみさん…。」

さ「耳元で喋んな…っ!」


辛そうな顔をする。
そんな顔しないで。
私がいるのに。
さとみさんの好きにしていいんだよ?

駅から離れれば人気は格段に少なくなり、住宅街に入っていった。
まだ真新しそうな綺麗なアパート。
さとみさんは慣れた手つきでそこの鍵を開けた。


(先輩)「荷物、預けていいかしら?…Aはあなたに預けていいの?」

さ「…っ。…俺から彼女の兄に連絡入れます。早急に迎えに来るようにと。」

(先輩)「…信じるわよ?Aに何かあったら許さないからね。」


先輩は私の荷物もさとみさんに預け、帰っていった。

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作品ジャンル:恋愛
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夢花(プロフ) - フェロモン怖ぁ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル (2021年4月11日 23時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - りんさん» 確認ありがとうございます。私のわがままを押し付けるような形で申し訳ありません。ぜひ、ログインされました際にはご期待に添えていればなと願います。いただいたお時間無駄にしないよう少しでも楽しんでいただけたら幸いです。ありがとうございます。 (2021年4月11日 9時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 読ませて、いただきました。ご丁寧に有難うございます!ログインしてみようかなと考えています。他の作品も楽しみにしています!これからも、頑張ってください。m(_ _)m (2021年4月9日 1時) (レス) id: 8208016f57 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - まっちゃさん» お手数をおかけしてしまいまして申し訳ありません。私自身がまだあまりうらツクのシステムを理解しきれておりません故…。ページに入れた際には楽しんでいただけたら幸いです! (2021年4月8日 22時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます!他作品まで読んでいただけて、とても嬉しいです。 続きページの件につきましては、コメントに収まり切らず、本ページ内でお話しさせていただいております。ご一読いただけますと幸いです。 (2021年4月8日 22時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唯凛 | 作成日時:2021年3月14日 22時

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