話したい8【桃】

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A side

なんやかんやあったけど、無事グループワークも終えて、春休みに突入。
ゆったりと休みを満喫していて、不安とか、怖くなることもなく、心が休めてるね、ってころちゃんに言われた。

そして、今日は待ちに待ったみんなで遊園地に遊びに行く日です！


「こーろちゃん！！起きてー！！」

こ「ぐぇっ…だからその起こし方辞めてって。」


ころちゃんの上に乗っかって起こす。


「おはよ！」

こ「朝から元気やなぁ。おはよ。」

「ふふっ。ジェルくんみたいなこと言う。」


ころちゃんを引っ張り起こす。
遅刻はさせないよ！


「朝ごはん早く食べて準備して！ついでにAの髪の毛結んで！！」

こ「ついででも何でもないでしょ。結ばせるつもりで早起きさせたくせに。」


あくびをかきながらわしゃわしゃと髪を撫でられる。
だってみんなで遊ぶんだもん。
可愛くいたい。
っていうかころちゃんよりだいぶ私早起きして準備してたのに、全然起きる気配ないもん。
逆にすごいよ。


こ「うわ、美味そ。」

「あー！それだめ！！お弁当用！！今から詰めるの！」

こ「Aがお弁当作るの？」

「Aとれいらちゃんでみんな分作るの！なーくんにきいたらお弁当持ち込み可だよ、って言ってたから作ってくね！って話しておいたの。」

こ「ふーん。れいらちゃんも作るんだ。楽しみにしてる。」

「えへへ〜。」


ころちゃんはあんまり人の作ったものを食べない。
昔彼女がせっかく作ってくれたバレンタインを、もらうだけもらって私に渡されたことがある。
そのくせ私のは奪ってでも食べてくる。
慣れなのかなんなのか…。
それでもバレンタインのとき、れいらちゃんに手作りせがんでいたから驚いた。
れいらちゃんのは食べれるのかな？
お店とかは全然食べるから、見た目とか出来栄えの話なのかな…？
仮にも私たち料理専攻していて得意な方だしね。
よくわかんない。
だから、昨日の夜れいらちゃんと分担して、メニューを決めて、朝から仕込んでいたお弁当。
れいらちゃんもころちゃんのこと心配してたけど、この様子だと私のじゃなくても平気で食べそうだ。

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