話したい8【桃】

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こ「あっ、れいらちゃん、連絡先るぅとくんに教えたの？」

れいら「あっ…はい…すみません。使うつもりはなかったんですけど…。」

こ「じゃあ僕とも交換してよ。」

れいら「無理です！！無理！！無理！！無理！！！」


るぅとくんはよくて僕はダメって何？
僕のことが好きなんでしょ？


こ「なんでよ。」


思わずムッとして尋ねる。
無理やりAから聞いてもいいんだけど。


れいら「推しとか勘弁して下さい…身が持たない。」


顔を赤くして小さくなるれいらちゃん。
そんな姿が可愛くて、思わずAを撫でてる癖でれいらちゃんの頭を撫でる。


こ「あっ…ごめん。」

れいら「…ころんくん、自分がファンを持つような有名人って自覚してください…。」

こ「なにそれ〜自覚してるよ。こんなことするのAかれいらちゃんくらいだから。」

れいら「すぐそういうこと言う！！」

こ「アハハ〜。…ねぇ、るぅとくんと仲良くなっても、僕が一番好き？」

れいら「…そうですよ。あんなにかっこよくて優しくて好きなグループの人と近くに居ても、画面の向こうのころんくんが好きなんです！」

こ「画面の向こうだけ？今の僕は？」

れいら「ーっ！！この反応見て察してくださいよ！！」


うん、その反応を見れたら満足だ。
Aはきょとん、とその様子を見ていた。


こ「ん。A、帰ろっか。」


こくりと頷くAの手を引く。
でもその前に。


こ「れいらちゃん、次、遊園地に会ったときは絶対連絡先教えてね？」


僕が一番なら何でもいいけど、それでもるぅとくんに先を行かれてるのは悔しいからね。

頷きも拒否もしないれいらちゃんに手を振って、帰路についた。


ー・ー・ー・ー・ー・ー

Aちゃんの分離不安含め発作の頻度が上がっている。
Aちゃんの成長の過程でなくてはならないと思って描いていますが、どうやって落とし込んでいこうw

この辺の詳しい説明(?)は裏設定で書いておこうと思います。私の整理のために。

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