172-2 ページ50
「さと…み…くん…?」
少し震えた声にハッとして手を離す。
さ「…っ!ごめん。」
「び…っくりした…。」
顔が真っ赤に染まる。
「…キス…されちゃうかとおもったぁ…。」
その顔を隠すように両手で覆うAちゃんを見て、罪悪感と高揚感が入り混じる。
Aちゃんは気づいているのかわからないけれど、俺らは同じ気持ちを持ってる。
今告白して、振られるなんて思ってない。
いける、って確信がある。
それなのに、タイミングが掴めなくて宙ぶらりんなこの状況。
一歩進めば、その先は…。
言えないそんな自分に、どうにかタイミングを探してしまうそんな自分にイラつく。
"好き"
その一言さえ伝えられれば、その表情も、気持ちも、身体も、全部俺のものにできるのに。
さ「ごめんね。」
「…びっくりした。どきどきした。…ちょっとこわかった。」
さ「ごめんって。なんかちょっと悪戯したくなっちゃった。」
そんなふうに誤魔化すしかなくて。
俺が笑って見せれば安心するのかほっとしたように表情が柔らかくなる。
「もう出来上がるよ!」
照れを隠すようにスープをお椀によそうAちゃん。
綺麗に盛り付けられたハンバーグたちはすごく美味しくて、何だか虚しくなった。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
BD編短いですが、ここで終了です!!(←)
中途半端に感じるかもですが、まぁ諸事情、というか、ここでネタを放り込みすぎると後がやることがなくなるので…(笑)
さとみくん、お誕生日おめでとうございました!((
さとみくんにとって素敵な一年になりますように。
さて、7はだいぶのんびり更新させていただきました。時間かかったなぁ…。書くのには時間かからないのに、書く時間がない、って割と厳しいですね。仕事が落ち着けばいいんですけど、疲労感が取れない…歳かな。
たくさんの閲覧・評価・コメント・お気に入り登録、本当にありがとうございました!
毎度毎度嬉しくて嬉しくて嬉しいです!!!(圧倒的語彙力の欠如)
書きたいネタが別でたくさんあって、掛け持ちするかこっちを一旦完結させるか、色々悩んでます。ちょっと終わり(?)が見えてきたので。
完結というか、区切りのいいとこまではこれ一本で行って、後日談?みたいなので亀更新するか、掛け持ちでローテーション更新するか…。
まぁ終わりが見えてきたって言っても、書きたいシーンとかはまだまだあるので、どこまで続くかな(笑)
8もお付き合いいただけますと幸いです!
440人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かろん - これみてたときに、発狂したくなったけど、下の階にお客さんがいた件wwニヤニヤしてました (2021年5月8日 14時) (レス) id: 3cb105e1fa (このIDを非表示/違反報告)
かーな - さとみくんのキスしたがりのところ可愛い (2021年4月1日 14時) (レス) id: d96fccd218 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - もなぁさん» コメントありがとうございます!恋を自覚してからグダグダ宙ぶらりんという(笑)付き合ってるレベルにイチャイチャはしてるんですけどね…。頑張って付き合えるよう動かしていきます!!w (2021年3月9日 15時) (レス) id: 282d732e79 (このIDを非表示/違反報告)
もなぁ - 把握です!ww早く付き合って欲しいなぁ〜これからも頑張ってくださいっ! (2021年3月8日 21時) (レス) id: 935d4bc1e3 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - 缶づめろでぃーさん» コメントありがとうございます!距離感バグが著しいBD編です(笑)楽しんでいただけてるようでとってもうれしいです!書いてて私も楽しいので!!w (2021年3月8日 11時) (レス) id: 3e3b4d1012 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:唯凛 | 作成日時:2021年2月9日 23時