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それでも、一人でストレスの塊に放り投げるのは不安で、学校までは送って行くことにした。

すれ違う人、騒音、話し声、蛍光灯の光、気温、湿度、生きていれば当たり前のように周りに存在する全てが、Aにとってはストレスになるのだろうか。
一人でいる時、僕だけといた時には排除していた刺激を、たくさんの好きな人と出会ったことで、よりその人たちを感じるために広げたアンテナが、その刺激たちを拾い上げてしまっているようだった。


こ「Aにとっては生きづらいね、この世界は。」

「うーん…Aだけじゃないよ。きっとみんな生き辛い。」


そうやって、他の人の気持ちも考えられる、自分だけが可哀想ではない、って思えるのはAの優しさなのせいなのかもしれない。

学校に近づくにつれ、減っていく口数、下がる視線。
お友達ができても、それは変わらない。


れいら「Aちゃん!おはよ!」


校門でばったりれいらちゃんに会う。
僕から離れて、れいらちゃんにぎゅってしがみつくA。
そのために来たんだもんね。


れいら「今日は送り付き?良かったね。」


柔らかい声でAに話しかけて、頭を撫でているれいらちゃん。


こ「僕いるのにテンパらないじゃん。」

れいら「…なんとなく、今日はころんくんが送ってくるのかな、って思ってました。一昨日の感じから。まぁ、私が会えるなんて思いませんでしたけど。」

こ「ちぇ。面白くない。」

れいら「リスナーで遊ばないでください。」


僕が思っているよりもずっと、れいらちゃんはAのことを理解してくれているようだった。

良かったねA。


こ「帰りも迎えにくるから。連絡頂戴。れいらちゃん、よろしくね。」


Aにとって生き辛い世界。
それでもこの世界は、Aにとって、悪いものじゃない、って思って欲しいんだ。
楽しい、生きてて良かった、って思って欲しいんだ。


ー・ー・ー・ー・ー
ちょっと重くなりすぎた?
定期的にころんくんの過保護激甘シーンが入ります。甘やかされたい。

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作品ジャンル:恋愛
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かろん - これみてたときに、発狂したくなったけど、下の階にお客さんがいた件wwニヤニヤしてました (2021年5月8日 14時) (レス) id: 3cb105e1fa (このIDを非表示/違反報告)
かーな - さとみくんのキスしたがりのところ可愛い (2021年4月1日 14時) (レス) id: d96fccd218 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - もなぁさん» コメントありがとうございます!恋を自覚してからグダグダ宙ぶらりんという(笑)付き合ってるレベルにイチャイチャはしてるんですけどね…。頑張って付き合えるよう動かしていきます!!w (2021年3月9日 15時) (レス) id: 282d732e79 (このIDを非表示/違反報告)
もなぁ - 把握です!ww早く付き合って欲しいなぁ〜これからも頑張ってくださいっ! (2021年3月8日 21時) (レス) id: 935d4bc1e3 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - 缶づめろでぃーさん» コメントありがとうございます!距離感バグが著しいBD編です(笑)楽しんでいただけてるようでとってもうれしいです!書いてて私も楽しいので!!w (2021年3月8日 11時) (レス) id: 3e3b4d1012 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唯凛 | 作成日時:2021年2月9日 23時

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