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Colon side
僕の家に着く。
こ「ありがと。」
拓「今度奢りな。」
いつもならだるいわ、と返すけど、今回は本当に感謝だ。
降りるAに手を差し出すと、今度はしっかり握ってくれた。
もう一度拓人にお礼を言って、車を閉めて手を振る。
さっきとは対照的にぴっとりと僕のうでにひっついている。
いつものAだ。
その表情を見て、幾分か安心した。
部屋に入ってソファに腰掛けて手を広げる。
こ「おいで。」
って誘えば、僕の上に座り、ぎゅーっと抱きついてまた泣いた。
こ「どうしたの？」
さっきと同じように、頬を包んで目を合わせる。
もう拒否はしてこなかった。
「ころちゃんに、めいわく、かけちゃうって、おもって、そしたら、わけわからなくなって、れいらさんにも、こわくて、にげちゃって、傷つけちゃった」
しゃくりながら話すが、何を言ってるのか全くわからない。
だから、一つ一つ、聞いてあげる。
こ「どうして僕に迷惑かけるって思ったの？」
「ころちゃん、にんきものだから、わたし、なにもかんがえて、なくて、ころちゃんに、あまえて、て、でも、きっと、わたし、じゃまになるから」
こ「邪魔じゃないよ。」
「ころちゃん、が、よくても、ほかのひと、いやがる。ころちゃんの、ゆめの、じゃまになる。」
さっきは突き放してきた僕の肩をぎゅっと掴んで、震えている。
僕の夢…？
そして、なんとなく思い出す。
こ「…もしかして、さっきの女の子、リスナーさんだった？」
こくりと頷くA。
だから見たことあったのか。
人の顔の覚えはいい方ではないが、何度かきてくれている子はなんとなく覚えている。
あの様子だと、僕を見てわかっていたっぽいし、何度もイベントやライブに来てくれている子なんだろう。
「わたし、じゃまになる、ころちゃんの、じゃまにはなりたくない、けど、ころちゃんしか、たよれるひといない、まだ、ひとりでいきられないっ…！」
泣きすぎて冷たくなったAの手を握る。
大丈夫だよ、ってトントンと背中をさする。
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赤い果実推し(プロフ) - 読み直した時に、85-1の魚の生きる存在価値みたいな内容の部分読んでなんか心に来ました()唯凛さんの書き方とか、たまに書かれてる哲学みたいな文好きです！ (6月11日 12時) (
レス) @page49 id: e74b3194bc (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - みなさん» あけましておめでとうございます！！こちらこそ！いつもコメント・感想で幸せいただいてます〜！今年もよろしくお願いします！！ 大学のターンでころんくんしか出せずもやもや…そろそろさとみくん出します！← (2021年1月2日 10時) (レス) id: b5bb78bb55 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - あけおめです！今年もよろしくお願いします！ きゅん展開待ってます笑 大好きです！！ (2021年1月1日 11時) (レス) id: 73aaf1c921 (このIDを非表示/違反報告)
ぽてち - 唯凛さんと書いてゆりさんですね！把握です！色々教えていただき超激感謝でございます…唯凛さんの作品も唯凛さんも大好きです…！！(突然の告白) (2020年12月31日 15時) (レス) id: 41d74a86c1 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - ぽてちさん» 唯凛と書いてゆりと読みます〜！一発変換で出ないので、変換めんどくさい場合は平仮名カタカナOKです！！読みにくくてすみません(汗) コメントありがとうございました！！(文字数で1つ目の返信で入れれませんでした…) (2020年12月31日 11時) (レス) id: d70b90ca76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯凛
| 作成日時：2020年12月24日 21時
