話したい3【桃】

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Colon side

な「じゃ、この日くらいにしとく？」

り「おっけー」

る「了解でーす。」

ジ「任せた！」

さ「部屋は？どうする？」

な「そうだねー…。」


現在莉犬くん宅。
ライブについての会議と、ここ最近忙しくて詰めに詰めていたスケジュールが少し空くので、新年会を兼ねて旅行の計画中だ。

終わってからのスケジュールも考えると、中々シビアだけど、僕たちもまだ若いからね。
割とまだ無理できる。

ピコン

と独特なLI◯Eの音がする。


さ「誰や誰や〜。」

こ「ごめん僕だ。」


Aから、ちょっと遅れるかも、との連絡だった。
会議が終わったら、そのままついでだしAを迎えに行こうと連絡を入れていた。


る「Aちゃん迎えに行くんですか？」

こ「そうそう。朝も送ってったからね。」

り「相変わらず過保護だね〜。」

さ「毎日送って行ってるの？」

こ「違う違う、今日は本当たまたま。長期休暇明けでさ、イヤイヤだったから。」

な「でも頑張って行ってるんだ。」

こ「うん、だからまぁそのご褒美、かな？」


初めて僕が一緒にいない長期休暇明け。
甘やかしすぎたかなー、と朝も思ったが、今日くらい甘やかしてあげてもいい気がする。
だってAは頑張ってるから。


な「旅行さ、Aちゃんのスケジュール合えば一緒に行く？」

こ「…いいの？」

さ「ころん実はちょっとAちゃん置いてくの不安やったやろ？」

ジ「頑張ってるAちゃんにもご褒美になるやんな？」

る「そうしましょう！」


メンバーもAのことを受け入れてくれてるし、あの話をした後からも、大きく炎上することはなく、リスナーさんたちも多分ある程度は受け入れてくれたんだと思う。
本当はどう思ってるか、なんてわからないけど。

A自身もメンバーにはだいぶ気を許してると思う。
気になるのはクリスマスの時さとみくんの前でも話せたことだけど…。
間違いなくさとみくんにはすごく懐いてる。
少しずつ、話せるようになるといいんだけど…。


こ「あっ、ごめん、時間だわ。」


あのあとも話し合いは続いて、気がつけば14時。
まだ部屋割りが決まってないが、ここからAを迎えに行くにはそろそろ出なきゃいけない。


な「まぁライブの打ち合わせは終わってるし、あとはこっちで決めていい？」

こ「いいよ！ごめん！よろしく！」


Aを迎えに行くために莉犬くんの家を後にした。

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