話したい3【桃】

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ジ「Aちゃ〜ん、俺んとこおいで〜。」


ジェルくんが膝を伸ばして座りやすいようにしてぽんぽん、と呼んでくれる。
でも違うの。
首を横に振ってころちゃんにもたれかかる。


こ「おぉ〜、ちゃんと警戒心はあると。」

ジ「俺は嫌なん？」


ジェルくんが少ししょぼんとしてるから、ころちゃんの横をぽんぽんと叩く。


こ「wwwww自分は動かないから来いと。」

ジ「わがままなお姫様やなー。」


なんだかんだ言いながらも来てくれるジェルくん。
隣に来てくれたジェルくんの手を握る。


な「ころちゃんのこと大好きだね〜。」


なーくんも近くに来てくれて、頭を撫でてくれる。
でもなんだか物足りない。

ちらっとさとみくんの方をみると、お酒を飲みながら莉犬くん達とゲームをしてる。

違う。欲しいのはこれじゃない。

なーくんは頭を撫でてくれるし、ジェルくんも手を握ってくれるけど、そうじゃない。

拗ねるようにころちゃんにしがみついてみる。


こ「なーにー。テンションの浮き沈み激しすぎない？」


ぽんぽん、って背中を撫でてくれるから、少し満たされた気持ちになる。
でもそんなのも一瞬。


さ「あー飲みすぎたかも。」


さとみくんがそう言いながら莉犬くんに抱きついている。


り「さとみくん酒臭い！やだ！」


莉犬くんがるぅとくんにしがみついて逃げようとするけど、体格差のせいでそれは叶わず、さとみくんの膝の中に収められている。


り「ちょっと本当気持ち悪い。」

さ「いいじゃん。ころんと莉犬はちっちゃいから収まりいいんだよ。」

こ「ちょっと、流れで僕までディスらないでよ。」

り「なーくんこの酔っ払い殴っていい？」


なーくんの許可が降りる前にさとみくんが殴られているけど、一向に離す様子はない。
諦めた莉犬くんはそのままゲームを再開するが、ちょくちょくさとみくんがちょっかいを出すようで、結果は散々。
不貞腐れてる。

そんな様子が楽しそうで、羨ましかった。
ジェルくんの手を離して、ころちゃんの膝から降りる。

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