話したい3【桃】

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さ「なに？俺らの間がよかったの？」


わかりやすく機嫌が戻るさとみくん。
Aも満面の笑みで頷く。
あーあ、ずるいな、Aは。
さとみくん、酔ってるだけじゃなく、顔を赤く染めてる。
照れを隠すようにビールを飲むのをじーっと見つめるA。


さ「な…なに？」


もう僕からしたら笑い止まらないんだけど。
こんなにわかりやすいのに気づかないA。


こ「さとみくんwwwwがwwww顔がwwwwあかいからwwwwAがきにしてるwwww」

さ「っるせぇ。Aちゃん見ないで。酔ってるの。」


嘘つけまだそこまで酔ってないでしょ、って思うけど、Aはさとみくんのグラスを奪う。
飲んじゃダメ、って。


さ「いや、そんな酔ってないから。」


Aからグラスを取り戻して再び飲むさとみくん。
Aはお酒を飲んだときの感覚がよくわからないのか、頭にはてなが浮かんでる。


こ「Aも飲んだらわかるよ。」

さ「飲んでみる？」


Aにグラスを差し出すさとみくん。
さとみくんも意地悪だな〜。

グラスを受け取ろうとして、一瞬戸惑うA。
えらいね、ちゃんと学習して。


さ「ちゃんと警戒して偉いよ。…でも、Aちゃんが嫌じゃないなら、のんでいいよ？」


いいよ、って言われてさとみくんからグラスを受け取り、恐る恐る、と言った感じで口にする。
あーあ、そんなにゆっくり飲んだら。

案の定、舌をだして嫌な顔をするA。


さ「wwwwwごめんごめん。」

こ「ビールって最初はそうなるよね。」


でも、好奇心旺盛なAは、またちょびっと飲む。
さっきで警戒してたからか、二回目はやっぱ苦い、って顔をしてる。


さ「なんで二回も飲むの〜。苦いでしょ。」


うん、って頷く名前。
リンゴジュースで流し込んでる。


こ「さとみくんが意地悪するから〜。Aがお酒嫌いになっちゃうでしょ？」

な「別に好きになる必要もないと思うけどね。」

こ「ぼくが飲みづらくなる。」

ジ「自分のためかいww」

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