話したい3【桃】

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こ「知ってたよ。前ショッピング行った時、遠目から見てたのくらい。」


あぁ、あのときか。
どこか別のところ見てるな、と思って声はかけたものの、何も無い、と俺に返事をした。
何も無くなかったじゃん。

嬉しそうに服を合わせてるAちゃんは、見せつけるようにころんの前で服を揺らす。


こ「はいはい。可愛いよー。ねぇ、もう一つあるでしょ？」


ころんの言葉に袋の底からもう一着取り出すAちゃん。
ファーのついたピンクのショートパンツだ。
ショートパンツといえど、ガーリーなデザイン。


こ「言ったじゃん。ショートパンツの方が僕好きって。どうしても履いて欲しいからA好みのデザイン選んだ。僕はそっちの方着て欲しいなぁ〜。」


もう会話が彼氏彼女のようだ。
ショートパンツもお気に召したようで、ころんに笑顔で頷いている。
俺も、他のメンバーもそのやりとりを見守っているけど、口を挟めない、ってのもある。

Aのことならなんでも知ってるよ

そんな言葉にしか聞こえない。
事実、俺はAちゃんが『好きそうなもの』、を選んだが、ころん が選んでるのはAちゃんが『好きなもの』。

悔しさが募る。


さ「まじほんと、ころんずりぃわ。」


思わず口に出す。


こ「いひひwこの前の仕返し〜。」


こいつまだこの前のUFOキャッチャーのときのこと根に持ってんのかよ。
まぁ俺みたいなそんな重たい感情ではなく、ただの悪戯心なんだろうけど。

何度も何度も突きつけられるころんとの差。
全部知りたい、全部わかってあげたい、全部全部俺のものにしたい。

片想いには重すぎる感情を流すように、生ぬるくなったビールを流し込んだ。


ー・ー・ー・ー・ー・ー

昨日更新できなかった…クリスマスからどんどん離されてく…。
やっぱ仕事あるとなかなか更新ができない…。2〜3日に1つストーリーを終わらせるのが精一杯ですごめんなさい…。
どーでもいいけど、カルピスサワーの濃厚いちご、めっちゃ美味しいんですよ。度数も5%でビール程度なので、全然高く無くて。なのに全然出会えない…。諦めてストゼロ飲んでます。やっと明日時間があるので今日は飲みます。∩(´^ヮ^｀)∩

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