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さ「おぉ…ベッタリじゃん。」

こ「ほんっと、駄々こねて離れてくれない。放送中はいい子にできたのに。」


さとみさんが見えて、思わず手を伸ばすと、ころちゃんは抱っこをやめておろしてくれる。
そして、さとみさんもぎゅって手を握ってくれた。


さ「あっつ!!」

こ「39.5℃。」

さ「ばか高ぇじゃん。」


さとみさんの手を握りながら、来た道をもどる。
ふわふわして、道もぐわぐわしてて、なんだか変な感じだ。


さ「これ、なんかとりあえず食べれそうなもの買ってきた。あとスポドリ。」

こ「ありがとうめっちゃ助かるわ。コンビニにも行けないから薬飲ませようにも何も食べさせるものなくてさー。」


しんどくて、さとみさんの肩に頭を乗せる。
外から来たさとみさんはすこし冷たくて、気持ちがいい。


こ「A、何食べる?」


さとみさんが買ってきてくれたゼリーとかヨーグルト、プリン、おかゆ、アイス、どれも喉の通りが良さそうで、消化の良さそうなものが並べられる。

でもどれも食べたいとは思わなかった。
だって食べたらお薬飲まされる。

さとみさんに隠れながら首を横に振ると、ころちゃんは困ったようにため息をついた。

買ってきてもらった食材を冷蔵庫に仕舞い込んだころちゃんは、いちごのヨーグルトだけを持って戻ってくる。

こ「食べなきゃダメ。ほら。あーんして。」

口元に近付けられるから、思わず口が開くけど、飲み込めない。


こ「さっきから飲み物もこうやって口に溜め込むんだよね。出させなければ諦めてそのうち飲み込むんだけど…。」

さ「えらい重症じゃん。…Aちゃん?ごっくんだよ。ごっくんできる?」


さとみさんが頬を両手で挟みながらそう言ってくるもんだから、思わず飲み込む。


こ「あっ、食べた。」

さ「えらいね。」


続けてころちゃんが手にしてるのは粉薬だ。
粒がいい、って言ったのに、高熱で粒は危険だ、ってころちゃんが言ったせいで、粉薬が処方された。
もれなく解熱剤も粉薬だ。
粉薬は苦いから嫌いだ。

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作品ジャンル:恋愛
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唯凛(プロフ) - みなさん» はうぅぅぅってなってもらえて良かったです笑 夢主ちゃんの無意識行動に振り回されているのを書いててとても楽しいです! (2020年12月23日 9時) (レス) id: da8f58c85e (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 唯凛さん» なんか今回のきゅん展開、はうぅぅぅって来ました!自分でも何言ってるかわかりません笑 こちらこそよろしくです! (2020年12月21日 22時) (レス) id: 73aaf1c921 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - みなさん» なんだか大変なことになっております…! また、好きだと思っていただけるよう、きゅん展開に持ってけるよう頑張りたいと思います!今後ともよろしくお願いします!← (2020年12月21日 22時) (レス) id: 1207a2e123 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - 翠恋さん» はじめまして!コメントありがとうございます!楽しんでいただけましたなら幸いです。ちまちま更新していきます!完結できるように頑張ります!! (2020年12月21日 22時) (レス) id: 1207a2e123 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - 葛葉さん» 夜眠れないと辛いですよね…。基本的にメンバーの皆さんに優しくされて、特に2人はでろでろにら甘やかしてもらえるよう書いてますので、ぜひ、また読みにきてくださると嬉しいです! (2020年12月21日 22時) (レス) id: 1207a2e123 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唯凛 | 作成日時:2020年12月16日 11時

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