検索窓
今日:41 hit、昨日:16 hit、合計:391,739 hit

51-2 ページ29

毎日たくさん出来事を話してくれてたもんね。
課題あるから、っていつもより早く帰ったりしてたもんね。
頑張ったから、熱が出ちゃったんだもんね。

一人になろうとなんて頑張らなくていいんだよ。

出会いもなかったAにとって、当然別れなんてあるわけがなかった。
別れ、とは少し違うけど、Aにとって初めて、僕と道が変わった瞬間だったんだな、って改めて気付かされる。
それが大きな負担になっていた。


「さとみさんたちも、ころちゃんと同じ道を見てて、私だけ、どこに歩いていいかわからなくなっちゃった。頑張っても、頑張っても、やりたいことも、知りたいことも、なりたいものもなくて。私にはころちゃんを追いかける以外、何もなかった。」


一人だけ、置いてけぼりにされていく感覚。


不安をたくさん吐き出してくれた。
一人でこんなに抱えてたんだね。
精いっぱい生きてるAを、誰が否定できるだろうか。


こ「Aは一人じゃないよ。それに、道が違うからって一緒にいれないわけじゃない。僕もさとみくんたちも、Aが求めてくれるなら、ずーっと一緒にいるから。」


ぎゅーって握り返して、そう囁いてあげれば、うん、と小さく頷いた。


「ころちゃん…ごめんね。」

こ「ごめんじゃないでしょ?ありがとう、でしょ?」

「…ありがと。」

こ「よし。じゃあ朝ご飯食べよっか。お薬飲まなきゃだしね。」

「えー…」

こ「そのわがままは聞きません〜。」

「いじわる。」

こ「はぁ!?意地悪じゃないし。」


文句を言いながらもちょこちょこついてくる。
Aのまま、ゆっくりやりたいこと、したいことを見つけて欲しいな。
何があっても僕が味方だから。


ー・ー・ー・ー・ー・ー

長々と書いていました発熱編、怒涛のころんくん視点をもちまして終了で〜す!
思いのほかめっちゃ長くなってしまった…。
本当は40話のころんくんの名前を呼ぶAちゃんにさとみくんがモヤモヤする、ってのを書きたくてぶっ込んだネタだったんですが、あかちゃんになるAちゃんを書くのが楽しすぎた。

発熱編の間に、たくさんの方に閲覧・評価・お気に入り登録・コメントをいただけて、驚いております。皆様ありがとうございます!!

52-1→←51-1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (141 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
485人がお気に入り
設定タグ:stxxx , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

唯凛(プロフ) - みなさん» はうぅぅぅってなってもらえて良かったです笑 夢主ちゃんの無意識行動に振り回されているのを書いててとても楽しいです! (2020年12月23日 9時) (レス) id: da8f58c85e (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 唯凛さん» なんか今回のきゅん展開、はうぅぅぅって来ました!自分でも何言ってるかわかりません笑 こちらこそよろしくです! (2020年12月21日 22時) (レス) id: 73aaf1c921 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - みなさん» なんだか大変なことになっております…! また、好きだと思っていただけるよう、きゅん展開に持ってけるよう頑張りたいと思います!今後ともよろしくお願いします!← (2020年12月21日 22時) (レス) id: 1207a2e123 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - 翠恋さん» はじめまして!コメントありがとうございます!楽しんでいただけましたなら幸いです。ちまちま更新していきます!完結できるように頑張ります!! (2020年12月21日 22時) (レス) id: 1207a2e123 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - 葛葉さん» 夜眠れないと辛いですよね…。基本的にメンバーの皆さんに優しくされて、特に2人はでろでろにら甘やかしてもらえるよう書いてますので、ぜひ、また読みにきてくださると嬉しいです! (2020年12月21日 22時) (レス) id: 1207a2e123 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:唯凛 | 作成日時:2020年12月16日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。