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戻ってきたさとみさんが、スポーツドリンクを差し出してくれるが、なんだか恥ずかしくなって、思わず布団にくるまって隠れてしまった。


さ「なんで隠れるの〜。ほら、ちゃんと飲んで。」


布団をめくってまで、私の顔をのぞいてくる。


さ「もしかして恥ずかしかった?色々思い出しちゃった?」


にやにやしてるきがするのは気のせいだろうか…。
なんか今のさとみさんはいじわるだ。

せめてもの抵抗で口を尖らせながらスポーツドリンクを受け取ると、さとみさんは笑っていた。

キャップを開けようとするが、うまく手に力が入らなくて開けられない。


さ「貸して。…はい。」


いとも簡単にキャップが開けられ、飲み口が口につけられる。
そのまま受け取って、一口いれると、ひんやり冷たくて気持ちがいい。


さ「ごっくんしてね。」


あっ、またいじわる。
今はちゃんと飲めるもん。
ちゃんとごっくんしてみせ、むーっといじけると、ごめんごめん、とさとみさんは笑っていた。


さ「でも俺にも甘えてくれるAちゃん、可愛かったよ。」


さとみさんはすごく素直に言葉を伝えてくれる。
だから、その言葉が嘘じゃ無いのがすぐわかる。
可愛い、って言われたのがくすぐったくて、嬉しくて。
ころちゃん以外に甘えてしまったのも恥ずかしくて、自分でも顔が赤くなっているのがわかる。
体温だって多分上がってる。
優しく微笑むさとみさんをみて、少し脈が速くなるのを感じた。

違う。全部熱のせい。
熱に浮かされてるんだ。

そう言い訳して自分を納得させる。

今だって、甘えたいのは熱のせい。

さっきはベタついてるから触れないで欲しかったのに、こんな状態の私でも受け入れて欲しくて、顔を見られないようにさとみさんに抱きついた。


さ「えっ!?…まだ甘えたさんかな?」


自分の心臓がうるさくて仕方ない。

さとみさんはどうせ余裕なんだ。

さとみさんは熱のせいだと思ってる。

だから私も、熱のせいにすることにした。

全部全部、熱のせい。

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作品ジャンル:恋愛
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唯凛(プロフ) - みなさん» はうぅぅぅってなってもらえて良かったです笑 夢主ちゃんの無意識行動に振り回されているのを書いててとても楽しいです! (2020年12月23日 9時) (レス) id: da8f58c85e (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 唯凛さん» なんか今回のきゅん展開、はうぅぅぅって来ました!自分でも何言ってるかわかりません笑 こちらこそよろしくです! (2020年12月21日 22時) (レス) id: 73aaf1c921 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - みなさん» なんだか大変なことになっております…! また、好きだと思っていただけるよう、きゅん展開に持ってけるよう頑張りたいと思います!今後ともよろしくお願いします!← (2020年12月21日 22時) (レス) id: 1207a2e123 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - 翠恋さん» はじめまして!コメントありがとうございます!楽しんでいただけましたなら幸いです。ちまちま更新していきます!完結できるように頑張ります!! (2020年12月21日 22時) (レス) id: 1207a2e123 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - 葛葉さん» 夜眠れないと辛いですよね…。基本的にメンバーの皆さんに優しくされて、特に2人はでろでろにら甘やかしてもらえるよう書いてますので、ぜひ、また読みにきてくださると嬉しいです! (2020年12月21日 22時) (レス) id: 1207a2e123 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唯凛 | 作成日時:2020年12月16日 11時

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