親代りがゆごじぇな件について

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「よろしくね！Aちゃん！」



「えっと……松村です。よろしく、ね？」



元気いっぱいに私の手をとってブンブン上下に振り回しているのが慎太郎さんで、



コミュ症かな？軽いシンパシーを感じるのが松村さんか



で、さっきの馴れ馴れしいのがジュリさんで、



「俺、田中樹ね。よろしく



ほら、きょもも挨拶」



「……京本大我です。」



しれっと樹さんの隣をキープしつつ不服そうな顔で自己紹介したのが京本さん



……初手でこんなに嫌われてることあるぅ？



私なにかした！？無意識にしてた？



もしかして何か持つときに小指立てちゃうクセが気に入らなかったとかですかね！？？！？



パニックを起こす私の後ろであちゃーという顔をしているゆごじぇ



「ごめんね、大我はちょっとその……引っ込み思案で、初対面だといつもこんな感じなの」



「あ、そーなんですか」



じゃあ私が嫌われてるわけではない……のか？



にしては敵意バッチバチな気がするが



「HEHE！とりあえず上がって上がって〜〜」



ぞろぞろとリビングに移動する一行




「てか、こーちよくAちゃん引き取ったね



二人の愛の巣に親戚の子を招き入れるなんてさ」



「んっふふ、愛の巣って！恋人じゃないんだから！



樹さん面白いこと言いますね〜〜、え？」



何この空気



凍ってない？



樹さんが、というか四人とも頭にハテナを浮かべた状態



私のリアクション取らないでもろて



「え、お前ら、え？」



「ちょっとお前ら集合な」



こーちさんが四人の首根っこ掴んで部屋の隅に収集させる


……四人の首根っこ同時に掴むって何？



「ジェシーさん。あの人たちは何を話してるんです？」



「HE？さぁ？」





ーーー



「いいか？俺とジェシーが付き合ってることは、あの子にはナイショだからな！」



「え！？一緒に住むのに！？」



「むしろ昨日今日でバレてないのが不思議だわ……」

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