体調管理は怠るなよ ページ4
ふう、と額の汗を拭う。たぶん暫く自宅に戻ることは無いだろうから、家全体を軽く掃除し、冷蔵庫の中の物をあるだけキャリーバッグに詰めた。つってもほぼほぼ使いきってたけど。
『うーん、こんなもんでいいだろ。パジャマ…はいらないか、シッマにシャツ借りればいいよな』
教材は全部ある、通帳とかのお金類も問題なし、私服はどうせあんまり着ないからワンピース二着だけでいい。理由は洗濯が楽だから。よし、と靴を履いてキャリーバッグをひき、外に出る。
『って、うぉ！？ショッピ！？』
とっくに帰ったと思っていたショッピが、何故かそこに立っていた。
syp「思ったより荷物少ないんすね」
『あの家何でもあっから』
それよりお前はどうしてここに？怪訝そうな私の表情を読み取ったのか、ショッピはフッとやわらかく笑った。
『いや眩しい眩しい、お前のスマイルはレアすぎて無理』
なんすかそれ、と言いながら、ショッピは袋の中からお菓子のパックを取り出した。
syp「これAさんにあげようと思って。好きでしょ？」
レモン味のグミ！！ショッピお前！！！わかってるな！！
『めっちゃ好き』
syp「よかったっす」
ほい、とショッピはそれを手渡してくる。
『ありがとー！！普通に嬉しいわ。…てかお前このために待ってたのか？インターホン押してくれても良かったんだぞ』
申し訳ねぇな、何か。長々掃除とか準備とかしてたし。
syp「邪魔したら悪いなって。俺暇ですし」
え、いい子すぎる…この後輩いい子すぎるよ。
『悪いな、延々待たせたみたいで。今度何かお返しするわ、何がいい？』
ドアの鍵を閉めながら、側に立つショッピに訊く。長い睫毛にふわふわの茶髪。アメジストのような瞳の猫目に白い肌。これで女の子だったらどストライクだな。
syp「じゃ、飯作ってくださいよ。今度は、俺だけのために」
手を顎にあてちょっと考える素振りを見せた後、ショッピは私にそう言った。
『お安いご用、いつでもいいぞ。あと普段からちゃんとした飯食いなよ？』
syp「世話焼きっすね」
『知ってる』
2人、顔を見合せフフッと笑う。
『じゃ、私そろそろ戻るわ』
グミありがとな、と言って袋を持った左手を軽く掲げた。と、ショッピがその手を取って口に近づける。どうしたよ。
syp「飯、約束っすよ」
『はいはい』
そう言ってショッピはﾁｭ、と軽いリップ音を立てて私の左の手の甲にキスをし、じゃあまた、と颯爽と走り去って行った。…あいつ熱でもあんの？
結論から言うとやっぱりあいつの家はおかしい→←こっちを向いて syp side
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きつね君。(プロフ) - 夢主ちゃんイケメソ…この子に恋しない子達は絶対目が溶けて無くなってるのね!!(確信)…夢主ちゃんの世界に僕らはいることって可能っすか？(((ぽまえ処す (2022年7月31日 23時) (
レス) @page41 id: f4cd021470 (このIDを非表示/違反報告)
つらら - え、イケメン毒舌夢主てゃん好き、、結婚しt((殴 更新待ってます!!!!! (2021年10月21日 21時) (レス) @page41 id: a2762c3708 (このIDを非表示/違反報告)
makomatsu2524(プロフ) - 更新wktk!!楽しみに待ってます!!!! (2021年7月16日 3時) (レス) id: 2e33e63444 (このIDを非表示/違反報告)
時雨坂 - 更新楽しみにしてます！ (2021年1月29日 22時) (レス) id: 38881abff7 (このIDを非表示/違反報告)
arara - 更新ラララ。あ、これからも頑張ってくださいね！ (2021年1月7日 15時) (レス) id: 2f36c0631c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうり
| 作成日時：2020年9月23日 18時
