第八話 花一匁 ページ10
『でもまぁ、要するにわ…僕は試されてた訳ですね』
syp「結果的にはそうなりますね」
ごめんって、とゾムさんが私の頭をポンポンと撫でる。
『子供扱いしないでくださいよ』
ムッとして口を尖らせて言うと、
zm「ん？ああすまんすまん、こっちのがよかったか」
と今度はぐりぐり力強く頭を撫でくり回される。た、ただでさえぴょんぴょんのウィッグが更にボサボサに……あとズレそう、危ない。
syp「まあ、あと連れて帰るってゾムさんが言うからには、Aのことが気に入ったんでしょうね」
ショッピさんが顎に指を添えて優雅に考えるような仕草をすると、ゾムさんはニパッと笑って
zm「おん！こいつ鍛え甲斐ありそうやねん！！」
と答えた。
『え、だから僕武器とか使ったことないって…』
料理の時に包丁使うとかしかないんだが。だって日本平和主義だったんだもん。国軍とか居なかったし。
zm「大丈夫や！俺が必ずお前を自慢の部下に仕立て上げたる！」
ゾムさんは私の肩に手を置いて宣言する。
syp「えぇ…入れるんやったら俺のとこのが良くないっすか？」
何故かショッピさんまで加わって肩を掴んできた。
zm「何や、ショッピくんだって相当Aのこと気に入っとるやん」
syp「…っ、あ、当たり前でしょ！？俺だってのびしろありそうな部下欲しいですもん」
花一匁始まったんだが？
『何で僕が動いてるとこ見てないのにそんなこと言うんですか』
2人を見上げてそう言うと、ゾムさんとショッピさんはちらりと互いの目を見てから
zm「まあ俺らこの職やって長いからな。向いてそうな子とそうやない子ってパッと見で大体わかってしまうんよ」
syp「そういうのって殆ど外しませんしね。直感みたいなもんですけど、Aはきっと滅茶苦茶いい軍人になるっすよ」
と言った。褒められてるのか？これって。
『というか、お2人は部隊違うんですか？』
雑木林一緒に歩いてたのに。
zm「ようわかったな！」
『ちなみにどんな感じなんですか？』
syp「俺は遊撃部隊っすよ」
zm「俺は暗殺部隊〜」
え、強そう(小並感)。1人で呆けていると、ショッピさんがゾムさんに指を突き立てた。
syp「折衷案です。とりあえずグルッペンさんの許可もらってから連れて帰って、訓練つけてみてから考えましょ」
その言葉にゾムさんは渋々頷くと、
zm「動けるようになったら俺らとちょっと運動しよか」
と言ってきた。
『あ、はい！』
体を動かせるのは嬉しい。私は元気に返事をした。
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RURU - あああああ好きです(好きすぎて発狂) (2021年1月10日 15時) (
レス) id: 4226f6833e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずの(プロフ) - 今まで読んできた中で総統の目を「ルビーを王水に溶かした」って表現してるの 初めて 好みすぎた (2020年11月23日 22時) (レス) id: d277476c39 (このIDを非表示/違反報告)
ちびごん1 - あ、これ、聖女が夢主ちゃんパティーンですね！！うん！知ってた！！(長年の勘(約五ヶ月))月奈ちゃんが限界オタクなら辛いんだろうな(スマホを持ってない場合)うおおおおお！早く二人が再会して元の世界に戻れることを祈りまああああす！(近所迷惑) (2020年10月28日 2時) (レス) id: 4fdb0260c0 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 主さんがジャンピングスライディング土下座をするならば私はジャンピングスライディング焼き土下座ダ！！（何競ってんねん（主さんすみません）） (2020年10月27日 21時) (レス) id: 409dd9da63 (このIDを非表示/違反報告)
暇人な名無し(プロフ) - レイさん» それな！？(ジャンピング&スライディング土下座) (2020年10月27日 20時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうり
| 作成日時：2020年10月18日 10時
