第三十二話 憧れの通路 ページ34
zm「俺ら暗殺部隊は少数精鋭のすごい奴揃いや。それぞれ愛用の武器があるんやで。例えば俺はほら」
ゾムさんは足に巻いているベルトから独特な形のナイフを取り出した。
zm「サバイバルナイフや。何年間も一緒に戦ってきた相棒みたいなもんやで。暗殺っていうと超近接ってイメージあるかも知れんけど、遠くから場所を悟らせずに殺る事だって多いからな、遊撃部隊に負けず劣らずAIM力がいったりするで」
『バランス型って感じなんですね』
zm「大体合っとるからそれでええわ。ま、俺は近接の方が楽しいから好きやけど…ショッピくんは遠距離射撃のが得意やんな」
syp「まあ、サポート的な立ち回りの方が性に合うので」
へー、性格出るなぁ…1人で勝手に感心していると、ゾムさんに腕を引かれて転けそうになる。
『うわっ！？な、何ですか？』
zm「マンちゃんとこ行くんやろ？」
あの、普通に転ぶかと思ったんですが？そんな意味を込めて軽く睨むが、ゾムさんは素知らぬ顔で手を頭上で組み始めた。
syp「ここからオスマンさんの部屋までは結構ありますよね…訓練場回る順番ミスりましたかね」
ショッピさんがそう言ってため息をつくと、ゾムさんはフフンと自慢げに鼻を鳴らした。
zm「せっかく案内も兼ねとるんや、近道しよ！」
テンションの高いゾムさんとは裏腹に、ショッピさんは嫌そうな顔をする。
syp「まさか上通るんすか…？」
zm「大丈夫や、この俺が通っとるんやから綺麗に決まっとるやろ」
上って何のことだ？首を捻っていると、突然ゾムさんが天井に向かって飛び上がった。
『ふぁ！？』
激突するんじゃ…そう思ってビビったが、
zm「おーいA、こっちや」
気がつくとゾムさんは天井の穴からぶら下がってこちらを見ていた。よくよく観察すると、穴の中に取っ手のような物があり、そこに足を掛けていることがわかる。
『え…』
ショッピさんがやれやれと首を振る。
syp「ダクトっすよ。俺はあんまり使いませんけど、ゾムさんは移動によく使ってます」
zm「はよ来んと置いてくで。ほらA、ジャンプ！」
ゾムさんに催促され、意を決してそちらへ飛ぶ。腕を引っ張り上げてもらい、中に入ることが出来た。
zm「はいOK。ショッピくんも上げよか？」
syp「…じゃあ」
ショッピさんも渋々手を取られて上がってくる。
zm「着いてこーい！」
匍匐前進でスイスイ進んでいくゾムさんを追いかける。こういう隠し通路みたいなの憧れてたんだよね、などと思いながら。
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RURU - あああああ好きです(好きすぎて発狂) (2021年1月10日 15時) (
レス) id: 4226f6833e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずの(プロフ) - 今まで読んできた中で総統の目を「ルビーを王水に溶かした」って表現してるの 初めて 好みすぎた (2020年11月23日 22時) (レス) id: d277476c39 (このIDを非表示/違反報告)
ちびごん1 - あ、これ、聖女が夢主ちゃんパティーンですね！！うん！知ってた！！(長年の勘(約五ヶ月))月奈ちゃんが限界オタクなら辛いんだろうな(スマホを持ってない場合)うおおおおお！早く二人が再会して元の世界に戻れることを祈りまああああす！(近所迷惑) (2020年10月28日 2時) (レス) id: 4fdb0260c0 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 主さんがジャンピングスライディング土下座をするならば私はジャンピングスライディング焼き土下座ダ！！（何競ってんねん（主さんすみません）） (2020年10月27日 21時) (レス) id: 409dd9da63 (このIDを非表示/違反報告)
暇人な名無し(プロフ) - レイさん» それな！？(ジャンピング&スライディング土下座) (2020年10月27日 20時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうり
| 作成日時：2020年10月18日 10時
