第三十話 城探索 ページ32
朝食を終え、幹部の人たちにまたねと手を振られながら食堂を出る。城を案内してもらえるのは嬉しいけど、至る所にいる士官の人たちにジロジロ見られるのがちょっとストレスではある。
syp「明日は月曜日なんで、毎週恒例の定期集会があるんですよ。たぶんそん時にAのことに触れるんちゃうかな」
そんな私の気持ちを察したのか、ショッピさんが隣を歩きながら教えてくれる。要するに今日は日曜日ってことか。
『休日なのに僕に付き合ったりなんかしてもらっちゃっていいんですか？』
何か申し訳ないんだよなぁ。
zm「俺らがやりたいからええんや。それに、日曜言うても結局皆軽く動いたりはしとるしな」
syp「腐っても軍人ですからね。いつ何が起こるかもわからへんし」
『な、なるほど？』
月月火水木金金方式かと一瞬思って焦ったわ。そうではないのね、自主練する人が自然と集まっちゃうってことか。
zm「せや、どこの訓練場回っても誰かしらはやっとると思うで。行こか！」
『わっ、ちょちょ』
ゾムさんが私の右手を握って走り出す。あの、朝飯食ったばっかなんですがそれは。
syp「A、一緒に探検しましょ」
『え』
ショッピさんまで左手を取って先導し出す。全く、2人とも成人してる筈なのにどうしてこんなにも幼げなんだろうか。何度でも言う、私はもう17だ。何故「捕まった宇宙人」みたいな状態でかつ士官の方々からの注目を浴びながら大人たちと城内を疾走しているのか。
zm「この城には軍の部隊ごとに充てられてる技術向上用の特殊な訓練場と、共同で使える実践感覚を養う為の訓練設備がいっぱいあるんや」
syp「せっかくやし、幹部の所属してる部隊の訓練場だけでも覗いて行きます？」
ショッピさんに言われ、はいと頷く。2人は近距離部隊の沢山ある分隊に連れていってくれ、丁寧に説明をしてくれた。
zm「まあ専門的な事はシッマ辺りに訊いてな」
syp「じゃあ次、遊撃部隊行きましょ」
連れていかれた先は、弓やスナイパーライフルなどの長距離用から拳銃やナイフなどの比較的近距離で使える武器まで幅広く揃えられた訓練場だった。
syp「遊撃部隊が大事にしとるのは"臨機応変"っす。その場その場の状況を素早く正確に読み取って、攻撃手段を変えて戦う器用さと柔軟さが必要な部隊や。まあ基本は長距離からが多いですけどね」
ショッピさんは生き生きと解説してくれる。部隊の人たちに快い挨拶をされているのを見、あぁこの人は信頼されてるんだなと感じた。
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RURU - あああああ好きです(好きすぎて発狂) (2021年1月10日 15時) (
レス) id: 4226f6833e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずの(プロフ) - 今まで読んできた中で総統の目を「ルビーを王水に溶かした」って表現してるの 初めて 好みすぎた (2020年11月23日 22時) (レス) id: d277476c39 (このIDを非表示/違反報告)
ちびごん1 - あ、これ、聖女が夢主ちゃんパティーンですね！！うん！知ってた！！(長年の勘(約五ヶ月))月奈ちゃんが限界オタクなら辛いんだろうな(スマホを持ってない場合)うおおおおお！早く二人が再会して元の世界に戻れることを祈りまああああす！(近所迷惑) (2020年10月28日 2時) (レス) id: 4fdb0260c0 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 主さんがジャンピングスライディング土下座をするならば私はジャンピングスライディング焼き土下座ダ！！（何競ってんねん（主さんすみません）） (2020年10月27日 21時) (レス) id: 409dd9da63 (このIDを非表示/違反報告)
暇人な名無し(プロフ) - レイさん» それな！？(ジャンピング&スライディング土下座) (2020年10月27日 20時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうり
| 作成日時：2020年10月18日 10時
