第十五話 議会室にて ページ17
『あ…A、です』
短くそれだけ答えた。総統閣下はほう、いい名だなと社交辞令を述べてくれる。
gr「まずはA、現時点で何か質問等あれば尋ねてもらって構わないが」
総統閣下がゆったりと椅子に構えながら言う。
『では、僭越ながら……何故
いくら幹部が拾ってきた子供だからといって、普通いの一番にこんな国の第一人者たちの集まる場所に引っ張ってきたりなどしない。試すような目でこちらを見ているその紅蓮の瞳を、しっかりと見つめ返しながら訊く。
gr「なかなか面白い所に気がつくな、A」
総統閣下はフッと表情を崩して苦笑した。
gr「それは俺がゾムに押し負けたのと、その
ゾムさん、上司に駄々こねたとかじゃないだろうな。私の横で口笛を吹いているゾムさんを軽く睨んで、もう1つ質問をする。
『では、先程の扉を開けた瞬間のナイフは何だったのでしょうか』
総統閣下はニヤリと笑うと、私の赤毛…のウィッグを指で弄って遊び出した。
gr「ゾムとショッピからは、反射神経に長けていると聞いたからな。試してみたくなっただけだ」
？？？？割と命の危険を感じたんだが？？
syp「だから余興や言うたでしょ。本当に危なければちゃんと俺らが助けましたし」
『そういう問題なんですかこれ』
ショッピさんと小声で話していると、申し訳なさそうな声がした。
tn「すまんなぁ、こいつのやることは止められへんのや。許したってな？…あ、俺は書記長のトントンや。よろしくな」
赤マフラーの人がふわふわと手を振った。すっごい好い人そう…よろしくお願いします、と頭を下げた。
tn「あぁ、俺ら人数多いしいちいち頭下げんくてええよ、これから順々に自己紹介するから」
わかりました、と返すと、今度はトントン書記長と総統閣下の逆サイドに立っている赤い帽子の人が口を開いた。
os「俺は外交官のオスマンめう！」
『めう』
聞き慣れない語尾に思わず反応してしまう。しまった、と口を塞いだ時にはオスマン外交官が謎の身悶えを披露していた。
os「ああっ！ショタの口からめうだなんて！一生推せちゃう！！…っとごめんごめん、気軽にマンちゃんって呼んでな」
こくりと頷く。この人、月奈と同じにおいがする…総統閣下に促され横を見ると、色素の薄い人と目が合った。
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RURU - あああああ好きです(好きすぎて発狂) (2021年1月10日 15時) (
レス) id: 4226f6833e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずの(プロフ) - 今まで読んできた中で総統の目を「ルビーを王水に溶かした」って表現してるの 初めて 好みすぎた (2020年11月23日 22時) (レス) id: d277476c39 (このIDを非表示/違反報告)
ちびごん1 - あ、これ、聖女が夢主ちゃんパティーンですね！！うん！知ってた！！(長年の勘(約五ヶ月))月奈ちゃんが限界オタクなら辛いんだろうな(スマホを持ってない場合)うおおおおお！早く二人が再会して元の世界に戻れることを祈りまああああす！(近所迷惑) (2020年10月28日 2時) (レス) id: 4fdb0260c0 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 主さんがジャンピングスライディング土下座をするならば私はジャンピングスライディング焼き土下座ダ！！（何競ってんねん（主さんすみません）） (2020年10月27日 21時) (レス) id: 409dd9da63 (このIDを非表示/違反報告)
暇人な名無し(プロフ) - レイさん» それな！？(ジャンピング&スライディング土下座) (2020年10月27日 20時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうり
| 作成日時：2020年10月18日 10時
