番外編 プール (ノーマン) ページ10
「……できねぇーんだエマには。」
「言ったな！じゃあ勝負しよ！！」
と二人は私達ノーマンを置いて、プールの向こう岸に移動した。
『二人熱くなって…何するんだろ？」
「レイがエマにどちらが長く潜っていられるかって勝負を持ち出したんだ。」
しかも相手を水中で笑わせて負けを追い込んでも良しとするゲーム。
「せっかくだから、僕達もやってみない？」
『…うん！ぜひ。』
「行くよー！ せーの！」
一斉にプールの深い所まで潜り混んだ。
つんつん、と肩を突かれて見ると…
『っ…！！ぷっ、プッは……！！』
「あはは…！Aの負けだ！！」
『ノーマンがあんな変顔すると思わなかった！！』
「僕は普段しない事をかけて裏を書いたんだ。
もう一回勝負する？」
『望むところ……！！』
………
何回も試したところ、全然ノーマンに勝てなかった。どうしても先を読まれてしまう。
目を瞑って相手の顔を見ないようにしても
変な声で笑わせてくるし。
今度は耳を塞いで、目を瞑っても、
足の裏をこちょこちょしてくる……！！
反則！！って言っても
「何も、ルールなんて言っていないし、
その他のことがルール違反とは限らないだろ？」
と言ってくる。ノーマンはたまに笑みが黒い…
『もう一回！！』
じゃあ、今度は私がノーマンの裏を書く！
でも…どうやって、……あっ、！
これは勝てる！
………
レイがエマを連れていき、
僕とAの二人きりになった。
レイにちょっと怒りたい気分だけど､
たまにAと二人で遊びたいって方が大きかった｡
折角だから､エマたちと同じゲームで遊んだ｡
『反則！！』
少々いじめ過ぎたかなって思うくらいの可愛らしいAの膨れ顔｡
もう一回とこねるので、また勝負に乗った。
一斉に潜り、
次はどんな事をしようかなと考えてたら
とんとん、
「ん？……っ？！……プッは！！」
何だ今の…？！
『やった！ノーマンに勝てた！！』
後ろに光が差し込む中、彼女の顔が目の前にあって……
普段はしないようなエマに似た無邪気な笑み。
あんなの……
「………反則じゃないか……」
「A！！こっち、こっち」
『今いく！それじゃノーマン！また後で！』
双子だから顔が似てるのは当然だけど…
「ノーマン？顔が赤いぞ？」
「ちょっとのぼせたみたい…休憩してくる。」
「のぼせたって、ここはプールだぞ？！」
君の笑顔が頭から離れないのはなんで…？
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ありす - 続きが気になりますー！最年長全員が片思いしていてとてもキュンキュンしました！これからも頑張ってください！ (2019年6月2日 15時) (
レス) id: f32f67d3c0 (このIDを非表示/違反報告)
まろまろ - 頑張ってくーだーさい！！ (2019年4月6日 13時) (レス) id: b9e42e7531 (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅう - 凄く面白いです！最後に誰が誰と結ばれるのか気になります！これからも頑張ってください！ (2019年3月21日 23時) (レス) id: 74012f0d95 (このIDを非表示/違反報告)
minori0405(プロフ) - とても面白いです！次の更新が待ちきれないです！頑張ってください (2019年3月19日 2時) (レス) id: 9169d3c4f0 (このIDを非表示/違反報告)
音海 永愛(プロフ) - 面白いです！でも所々に誤字脱字が……。ゆういつ、優位→唯一。助詞がないのが気になります。上からですみません。 (2019年3月2日 8時) (レス) id: a04e929a54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綾葉メグ | 作成日時：2019年1月29日 0時
