【短編集】〇〇な君と〇〇な私【HQ】

恋愛ベタ系男子×恋愛上級者系女子___山口 忠___ ページ14

「ごめん、待たせちゃった？」

「ううん、俺も今来たんだ」

「そっか……良かった」

今日は久しぶりに忠君の部活が休み。

だから２人で出掛けよう！ と言う事になったのですが……。

「今日、どこ行く？」

「…………」

始まった。

忠君はいわゆる恋愛ベタ男子、と言う物らしくて。

私がリードしないとダメ……らしい。

「A？」

私が黙っているから、心配したのか忠君が顔をのぞきこんできた。

「あっ、ごめんね！ う〜ん」

どこ行こっかな。

あっ！ そうだ……!

「今日は忠君がエスコート、してよ♪」

「うぇ!? 俺が？」

ふふっ……焦ってる、焦ってる！

たまには……ね？

チラッと横を見ると難しい顔をして悩む忠君。

「ふふっ」

「ちょ、笑わないでよ〜」

そう言って、また悩み始める。

ふと、何か思いついたのかパッと笑顔でこっちを向いた。

「どうしたの？あ、どこ行くか決まった？」

「うん、あのさA。
俺ね、Aの事ね大好きなんだ」

…………っ、え？

理解するのに手間取っていると、

何か大切な物を扱うかのように、私の手を握った。

「だからね？

Aと一緒なら俺、何処へでも行ける」

え、わ…私、どこ行くか考えて貰ってたんだよね……？

何でこんな……？

あたふたしているのとはうらはらに普段見れない彼に

心高鳴る自分がいた___。

「えっと……散歩、でもしよ！」

「え、あ…うん!!」

……楽しく……なりそう！


___恋愛ベタ系男子×恋愛上級者系女子

(ど、どうしたの急に……!)

(うー、何か色々考えてたらさ)

(考えてたら？)

(改めてAと居れるのが幸せだな一って思えてさ)


あ、落ちが……ない！？

遅くなってごめんなさい！よろしければ感想をお願いします!!

兄系男子×妹系女子___二ロ 堅治___→←純粋系男子×明るい系女子×純粋系男子

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
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