40 サイドキックお断り ページ42
▽.
趣のある琴の音色に雰囲気のある店内。
この店の看板というような綺麗に生けてある椿の花をかすませるほど赤い男が目の前にいた。
「やっと合格か...俺と同じタイプのヒーローコスチュームを手配しよう」
『何その羞恥プレイやめろ。俺、飯奢られに来ただけなんですけど』
No.２ヒーローもとい、エンデヴァーの研修生になって早3年。先日ヒーロー免許取得を果たした俺は、合格祝いという名のサイドキック勧誘を受けていた。
前々からこの話は何度もされていたがヒーロー免許を持った今、これで君も俺のサイドキックだ☆のノリで話が進めれれているんだが...やらねぇからな。
遠慮なく高そうな料理を店員さんが迷惑するレベルで注文しながら、サイドキック同意書で鼻をかむ。
『あんたには世話になったと思ってるけど、サイドキックにはなれません。まず父さんがそれを許すわけがない』
「...では、焦凍と婚約しろ」
『なんであんたの息子と生涯のサイドキックにならなきゃいけねぇんだよ！』
エンデヴァーの息子は会ったことは無いが、ちょくちょく会話に出てくるので名前とお父さん大っ嫌いっ子だということは知っている。現在中学生で雄英進学を目指しているらしい。
俺も教員として雄英を目指しているという点では、わんちゃん会うかもしれない...あんまり関わりたくないけど。親が親だしな...
ちらっとエンデヴァーを見れば、新しいサイドキック同意書を出していた。
もうやだ。ご飯食べる。
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『ご馳走様でした。明日からは来ませんけど一応事務所の挨拶しに行くんで』
すごい金額になってしまった支払いをカード１枚で済ませたエンデヴァー。
流石に悪いと思って頭は深めに下げておいた。
「なにを言ってるんだ。焦凍との婚約の挨拶は家に来い」
『お前が何言ってるんだ。婚約の挨拶じゃなくて謝礼に決まってんだろ』
本当にこの人は、戦術以外天然というか...当然のことのようにとち狂った注文してくるからな。
鬼畜な訓練だった...今思ってもエンデヴァーの鍛え方はえぐかったと思う。
「お前はアイツを越せる力がある...諦めんからな」
『..お断りしますんで』
絶対的自信のあるその目を数年後、お前の息子からまた向けられることになるなんて俺はまだ知らなかった。
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Noir - なんか..... (2018年3月16日 21時) (
レス) id: 5b7ef34bf6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - かさかさスライムさん» コメントありがとうございます！おしゅしＴ!?oh Yeah！ジャパニーズ文化の神！普通に欲しいです笑 更新頑張りますおすし！ (2018年1月22日 0時) (レス) id: 8069c66cf4 (このIDを非表示/違反報告)
かさかさスライム - おしゅしのＴシャツなら持ってます！（ノリに乗るｗｗ）更新再開嬉しいですしおすし！！更新ふぁいとです！！ (2018年1月20日 23時) (レス) id: 1f085f3530 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - ひろとわ。さん» コメントありがとうございます！返信遅れてしまって申し訳ない...ダンゴムシTシャツとか着るのにも買うのにも勇気がいる品物を持つとは..勇者様だなきっと! (2018年1月15日 13時) (レス) id: 8069c66cf4 (このIDを非表示/違反報告)
ひろとわ。(プロフ) - だんごむしTシャツなら持ってます！← この作品大好きです！更新応援してます！！ (2017年11月18日 13時) (レス) id: eff5283ed6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりあ x他1人 | 作成日時：2017年8月14日 14時
