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晴天の青空、その青を映す広い広い海。
そんな広い海の中を進む1つの海賊船。船というよりは、潜水艦といった方が近いか。鮮やかな黄色の船体には海賊であることを示す海賊団のマークがペイントされている。
超新星の一角、トラファルガー・ロー率いるハートの海賊団の海賊船だ。
そのポーラータングの船内は、なにやら慌ただしかった。
それは数分前のこと。物資調達へと島へ向かう途中、敵船の襲撃にあい...まぁそこまではいつものことだが、その後ろから海軍の船が3隻ほどこちらにやってきたのだ。さすがに物資も燃料も少ない今、海軍と追いかけっこをする暇などないと判断し、見つかる前にと潜水した。判断が早かったからか、海軍は気付く様子もなくポーラータング号の上を過ぎてゆく。
船の窓から、海軍の船が過ぎていくのを見て船員はほっと胸をなでおろした。
「はぁ...ここで海軍と殺り合うのはめんどくせぇ。次の島に着くまでは気を抜くな...じゃねぇと物資調達ができねぇからな」
ローはため息を吐いた後、ペンギンとシャチに念のため海軍の船が見えなくなるまで見張ってろと言い残して、自室へ向かった。読んでいた医学書の続きを読みたいのだろう。名指しされた2人は、寝てればいいのにと思いながら、あいあいキャプテン！と元気よく返事した。
「いやほんと、海軍に見つからなくて良かったなぁ〜」
「だよなー。もう食料とかやばいからな...次の島には絶対に寄りたい」
20人程が乗船しているのだから食料もろもろの消費は大きい。不幸にも数字に強いやつはこの船にいない。そのため、管理が不十分。医療品の管理は徹底しているくせにこういう生活必需品になった瞬間、なければ盗ればいいだろうという海賊思考なのは海賊だから仕方がない。
ちなみに今日の朝食は、パンと牛乳だけだった。この不十分の管理が生んだ結果だ。
こんな時でもローはパンを食べなかったので、船員達はパン以外の予備食を常備しようと深く反省したのであった。
とにかく、次の島へは絶対に寄らなければいならないということだ。
「ま、海軍も海中まで探さないだろ!」
「センサーでも取り付けてないとこんなところまで...」
少しづつ小さくなっていく海軍の船を見届け、安堵する。ローに報告しようと席を立とうとした時、窓に何かがぶつかるのが見えた。
その正体は、魚でも、岩でもない
...人間だ。
「「キャプテーン！！人間が降ってきた！！！」」
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ゆりあ(プロフ) - 錫也さん» コメントありがとうございます！返信が遅くなって申し訳ありません！心臓を抜かれたことにいつ気付くのか(笑)憂鬱な気分が晴れたのならとても嬉しいです！亀更新になるとは思いますが、更新頑張ります！ (6月11日 21時) (
レス) id: 029daaf82d (このIDを非表示/違反報告)
錫也(プロフ) - 迷子剣士と一緒にいる時に心臓握られて「いっったい！は！？心臓抜かれてるんだけど！？」とかキレ散らかしてるの想像して爆笑してますありがとう。憂鬱な気分が晴れました… (5月19日 23時) (レス) @page19 id: 046abef528 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - るらるさん» コメントありがとうございます！ドストライクと言って頂けるなんて...!!狂った夢主を好きだと言って頂けて嬉しいです！更新頑張ります！ (2022年11月3日 9時) (レス) id: 029daaf82d (このIDを非表示/違反報告)
るらる - 初コメ失礼いたします。破茶滅茶に面白い小説ですごく…なんというか…どストライクです。（）夢主の性格がもう好き←これからも頑張ってください。お体にお気をつけて。 (2022年10月31日 22時) (レス) @page15 id: 83cc784ea6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - さなさん» コメントありがとうございます！これからのオタク夢主との絡みをお楽しみに！面白いと思ってもらえてうれしいです！更新頑張ります！ (2022年10月25日 0時) (レス) id: 029daaf82d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりあ | 作成日時：2022年10月23日 12時
