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『...あなたが思ってるような関係ではありません。私は母親でも恋人でもない。彼の船に乗るクルーです。お騒がせしました』
シャンクスに怖いほどの笑顔を向けた後、ウタを引っ張って席へ戻ろうとするA。シャンクスは思わず、Aの袖を掴んで離さなかった。
「すまない...俺は彼女に惚れている。あの女の子は、血はつながってねぇが、俺の娘だ。大切な家族だ。だからもう君とはいられない」
近づけてきた身体を軽く押し、シャンクスは彼女と距離を取った。
真剣な目からシャンクスが冗談を言っていないのが分かる。だが、女はその態度が気に食わなかったらしい。顔を真っ赤にして怒っている。
「な、なによ。私の方が綺麗でしょ...!あんな男勝りな人よりよっぽど私の方があなたのこと満足させてあげられるっ！それに...子供だって、欲しいならいくらでも...。血がつながってないんでしょあのガキ？そんなの家族じゃ...」
「わ、私は赤髪海賊団のウタだ！シャンクスの娘だもん...!それに、あんたみたいな女シャンクスに似合わない！Aの方が、強くて優しくて、何百万倍も綺麗なんだからっ」
「うるさいわねぇ！！あんたも所詮血のつながってない他人よ！お情けで面倒見てもらってるんじゃない？なのにそんな我がままに育って船員が可哀そう」
『あ？』
「えぇこわーい。やっぱり女の海賊だなんて野蛮ね。よく見たら白い悪魔って呼ばれてる女じゃない。ほんとその白い髪...悪魔みたいで醜い〜」
ねぇシャンクス？とシャンクスの腕にしがみつこうとした彼女の手は、掴むより先にシャンクスに強く掴まれた。
「...お前。今なんて言った？」
予想していた声よりもはるかに低い声が聞こえてきて思わず、身体が固まる。
温厚なシャンクスが怒ったことなど見たこともない。
気付いた時には、白と赤の光の無い刺すような視線を浴びていた。
『誰がお情けだ？てめぇのことか？』
「俺の宝を侮辱するとはいい度胸だなぁ？女でも容赦しねぇぞ...」
...
大切なものをけなされると怒る2人。彼らの愛は本物。
本命ができたシャンクスに誘惑は効かない。
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萬(プロフ) - めっちゃ好きになりました本編泣かせていただきましたまじで親子尊すぎます!リクエストなんですが、海軍IFをまたやって欲しいです海軍主ちゃんとシャンクスの絡みが見たい…（切実）ご検討よろしくお願いいたします！ (4月29日 21時) (
レス) id: 78a5ee3e38 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - 本編といい番外編といい最高過ぎる…！！素敵な作品ありがとうございます！！ (2月29日 16時) (レス) @page30 id: c2bcbcc7a7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - チキン神様さん» こちらこそ素敵なリクエストありがとうございました！これからもよろしくおねがいします！ (2022年12月13日 22時) (レス) id: 029daaf82d (このIDを非表示/違反報告)
チキン神様(プロフ) - ゆりあさん» わざわざ返信ありがとうございます！リクエストを形にしてくださって凄く嬉しいです！これからも頑張ってください！ (2022年12月11日 22時) (レス) id: a44e6bddf2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - なこさん» なこ様お久し振りです！わたしこそいつも応援ありがとうございます！ちまちま更新しますので、たまに顔出しに来てくれると嬉しいです(笑) (2022年12月11日 21時) (レス) id: 029daaf82d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりあ | 作成日時：2022年10月10日 14時
