渡辺の妹です〜Snow Man〜3

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渡辺side



いつの間にか家に帰り着いていた



何もする気になれず、おもむろにテレビをつける




"「ジャニーズ事務所所属タレントのSnow Man・渡辺Aさんが今日、グループを脱退、事務所を退所したことを発表しました」"


"「各局に送られた文書には渡辺さん直筆のサイン入りで、、」"




どっかのコメンテーターがワイドショーで好き放題言ってて、どのチャンネルをつけても同じようなことが流れている




『はぁ、、』




行き場のない溜め息が溢れる




『どうしたんだよA、、』




俺がAの兄ちゃんなのに、、



俺は家族としてAを支えてあげれていたのか？



俺にも言えない事なのか、、笑



自嘲気味に独り言を言う



その時、スマホの着信音が鳴った



画面には、、涼太の文字




『もしもし、、涼太？』




話しかけるが何も聞こえない




『涼太？どうし、、』


"宮「、、翔太」"


『涼太なんかあった？』


"宮「、、なぃ」"


『ん？』


"宮「Aがいない」"


『、、は？』


"宮「今家に帰って来たら、Aはいないし荷物も俺のもの以外は無くなってる」"


『ちょっと待ってろ、すぐそっち行くから』




急いで涼太とAの家に向かう






ガチャ、、




『涼太！Aは？』




涼太は何も言葉を発しないまま、部屋に入っていく



涼太について行くと本当にAの姿はなく、Aの私物も無かった




宮「俺Aのこと何も知らなかった、、付き合ってるのにね」


『涼太、、』




長年一緒にいて、こんな涼太を見たのは初めてだった


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