私の人生はまだまだ捨てたもんじゃない４［ワートリ］

第168話 ページ45

三雲 修「でも相手は初めて戦うタイプだ」

「何をしてくるかわからないぞ」

木虎 藍「(一番警戒するのは威力の高い「砲撃」 直撃すればたぶんシールドじゃ防げない)」

「(予備動作があるから意識していれば対処できる)」

「(相手の腕が届かない距離で銃撃を続けるのが安全策だけど)」

「(装甲が厚すぎて弾丸じゃトリオンの消費が大きすぎるわ)」

「(もう一歩踏み込んで)」

「(ブレードで削り倒す……！)」

藍がブレードを出す…

…と、急に"新型の纏う空気が変わった"

跳ぶ新型

藍はより一層警戒する

ｺﾞｵｵｯという凄まじい音をたて新型は飛び上がる

貴方「(ん？飛び…上がる？…まずい！！)」

「(気づくのが遅すぎた！！)」

木虎 藍「！！」

Ｃ級隊員「！？」

Ｃ級隊員「飛んだぁ！？」

新型は空中で砲撃体制にはいる

木虎 藍「(上を取られた……！)」

「砲撃！」

新型が方向を変えた

木虎 藍「……！？」

新型が建物に向かって砲撃した

貴方「〜〜ッシールド強化モード！！！」

ﾄﾞﾝ

家屋には"一発"の砲撃が当たった

貴方以外の全員『！？』

貴方「ﾁｯやっぱ一発当たっちゃった！」

ちびレプリカ「…いや、これは一発防げただけで素晴らしいことだ」

木虎 藍「というか…」

叫び、逃げる住民とＣ級隊員

三雲 修「無差別攻撃！？」

ちびレプリカ「住民を救援しに行ったほうがいいな」

木虎 藍「こいつ……！！」

貴方「！」

ﾊｯとする花織

木虎 藍「おまえの相手は」

ﾀﾞﾝｯ！！と踏み込む藍

木虎 藍「私よ！！」

貴方「ダメ、藍さん！！！」

新型が待ってましたと言わんばかりに藍を見る

木虎 藍「！？」

そして藍に突っ込んだ

ﾄﾞｶﾞﾝ！！

ﾊﾞｷﾝ

割れたスコーピオン

新型が藍の足をｶﾞｯと掴む

ｺﾞﾄﾞﾝ

藍を地面に叩きつけた

三雲 修「木虎！！」

貴方「藍さん！！」

「(無事だって分かっててもやっぱり怖い…！)」

瓦礫が崩れ落ちる

新型が藍に向かって至近距離で砲撃しようとする

木虎 藍「(やられる……！！)」

「(ミス！？私が)」

回想する藍

木虎 藍「(あの時みたいに……！！)」

「(違う)」

「(あの時とはもう)」

「(私はA級)」

藍は電柱にスパイダーを撃った

木虎 藍「(やるって言ったからには)」

「(絶対にやるのよ！！)」

藍は新型に掴まれている自分の足をきりおとした

撃ったスパイダーを巻きとる藍

新型は砲撃し、伝達脳を守ろうとしたが…



続く！

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