【※おまけ23】飲んでも飲まれるな ページ41
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「テヒョン!」
遅れて登場したテヒョンの表情なんて気にせずに、私は嬉しくなって名前を呼ぶと、私のそんな姿に小さく溜息をついてそばに来てくれた。
TH「こら、勝手に酔っちゃ駄目じゃん」
「酔ってないもん」
TH「はいはい。ジョングクに何もされてない?」
JK「え、俺だけですか?」
「うーん…」
TH「…ジョングガ」
JK「待って、ヌナ考えないで即答して!?」
そんなこんなで。
テヒョンは帰ってくるなり、ぴったり私の隣に寄り添ってくれるから安心して体を預けて。
もうお酒は手の届かない場所に置かれてしまったけど、みんなと話しながらご飯を食べているテヒョンの声が心地良くてウトウトしていた。
そんな私に気が付いたテヒョンは、膝を貸してくれて、横になると毛布をかけてくれる。
時に優しく頭を撫でてくれて。
頭に置かれたテヒョンの手をぎゅっと握った。
JK「テヒョニヒョン、鼻の下伸びてますけど」
TH「…可愛すぎる」
JM「猫みたいだね、A。かわいい〜」
TH「あ、触っちゃ駄目。起きちゃうでしょ」
そんな三人の会話が、遠く聞こえて。
気が付けば、もうすっかり夢の中だった。
ーーーーーー…
「…ん、」
TH「あ、起こしちゃった?」
頰に何か感触を感じて、ゆっくりと目を開ける。
すぐに至近距離にテヒョンの顔があって、その感触は私の頰にキスしたんだってすぐに分かった。
運んでくれたのか、そこはテヒョンの寝室だった。
「もう終わっちゃったの?」
TH「うん。だってもう12時だよ」
「…そっかぁ」
眠気がなかなか覚めなくて目を擦ると、テヒョンは愛おしそうに私を見つめながら頭を撫でてくれた。
「…私、帰らなくちゃ、」
TH「だめ。今日はここで寝て」
「え、でも、」
TH「まだ酔ってるでしょ?」
「酔ってないのに…」
TH「目がとろーんってしてる。可愛い」
しばらく私の髪に指を通しながら、真っ直ぐ見下ろしていたテヒョンがゆっくり近づいて。
優しく触れた唇。
触れてはまた少し離れて、また触れて。
角度を変えながら降ってくるキスに、私は受け入れるようにテヒョンの首の後ろに両手を回した。
一瞬開いた隙間から、それを逃す事なく入ってくる熱い舌にすぐに絡めとられ、どんどん深くなる。
全身がテヒョンの甘さに支配されていった。
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ミツ(プロフ) - ciels0604さん» ここまで読んで頂けて嬉しいです。ありがとうございます!次も頑張ります! (2020年2月2日 12時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
ciels0604(プロフ) - 面白かったです。私の理想です、、、笑次の作品も楽しみにしてます!! (2020年2月1日 20時) (レス) id: 159a8fda76 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - ゴリ実さん» 作品を読んで頂きありがとうございます!嬉しいです!これからも宜しくお願いします(*´∀`*) (2020年1月19日 9時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリ実(プロフ) - 今日読み始めて、ここまで読むことができました!面白かったです!今後も他の作品読ませて頂きます!! (2020年1月16日 21時) (レス) id: df9f3b9e3e (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - もっちゃりさん» 初めまして(^_^)そんな風に言って頂けて嬉しいですありがとうございます!パスワードのついてる作品は後日外していきますので、またその際に読んで頂けると嬉しいです。すみません( ; ; ) (2020年1月14日 0時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミツ | 作成日時:2019年8月10日 21時