【おまけ13】どうしても行きたい�� ページ31
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かれこれ、このやり取りが１ヶ月続いた。
さすがに私も毎日毎日言われ続けると、ノイローゼになりそうだったので渋々折れた。
TH『次だめって言ったらAとのこと、テレビで喋るからね。俺絶対言うから』
決め手は、テヒョンのこの恐ろしい一言だった。
テヒョンなら本気でやっちゃいそうで底知れない恐怖を感じた私は、ウキウキワクワクして仕方ない様子のこの子を部屋に招き入れた。
「…狭いけど、どうぞ」
TH「わーーい！！！Aの家！！！」
完全防備で来たテヒョンは、入るなり帽子マスクサングラスの三セットをすぐに外して飛び跳ねてる。
ただ、この光景が違和感でしかない。
この狭い賃貸マンションの一室に、世界のアイドルキムテヒョンなんだもん……。
TH「Aの匂いがする」
「ちょっとくっつかないで、動けないでしょ」
それでもこんなに嬉しそうな顔を見ちゃうと、どうでもいっか…って思っちゃう。
私がお茶を用意してる間も、そわそわしながらちょこんと座ってる姿が愛おしかった。
TH「あ！俺のポスターだ」
壁に貼ってあるテヒョンの大きなポスターに気付いて、また嬉しそうに笑ってる。
TH「ペンある？」
「…ペン？」
テヒョンに黒マジックを渡すと。
TH「絶対剥がしちゃだめだからね」
テヒョンは何やら楽しそうな顔をして。
下の方のスペースに何やら文字を書いていた。
「何書いてるの？」
気になって、覗き込むと。
I’m yours forever.
私は永遠にあなたのものです
- Kim Taehyung -
なんて、書いちゃうから。
それから子供みたいに歯を見せて笑うこの子がたまらなく可愛くて、愛おしくて、堪らず抱きしめた。
TH「…わ、」
「大好き」
TH「え、」
「テヒョンが世界でいちばん、大好き」
一生この笑顔を守っていきたいって、思った。
TH「…やばい、我慢できない」
「…え、ちょ、」
TH「Aのせいだからね」
どうやら、変なスイッチを押してしまったらしい。
私を見下ろすテヒョンは笑って、それはもう溶けそうなくらい甘い顔をしていた。
どうしても行きたい
わがままさえも愛しましょう
- END -
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ミツ(プロフ) - ciels0604さん» ここまで読んで頂けて嬉しいです。ありがとうございます！次も頑張ります！ (2020年2月2日 12時) (
レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
ciels0604(プロフ) - 面白かったです。私の理想です、、、笑次の作品も楽しみにしてます！！ (2020年2月1日 20時) (レス) id: 159a8fda76 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - ゴリ実さん» 作品を読んで頂きありがとうございます！嬉しいです！これからも宜しくお願いします(*´∀｀*) (2020年1月19日 9時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリ実(プロフ) - 今日読み始めて、ここまで読むことができました！面白かったです！今後も他の作品読ませて頂きます！！ (2020年1月16日 21時) (レス) id: df9f3b9e3e (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - もっちゃりさん» 初めまして（＾_＾）そんな風に言って頂けて嬉しいですありがとうございます！パスワードのついてる作品は後日外していきますので、またその際に読んで頂けると嬉しいです。すみません（ ; ; ） (2020年1月14日 0時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミツ | 作成日時：2019年8月10日 21時
