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【おまけ12】どうしても行きたい ページ30

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テヒョンは一度言い出すと、キリがない。




TH「A」


「………」


TH「AAAA〜〜」


「………」


TH (がぶっと頸に噛み付く)


「なっ……?!」



ここはいつもの宿舎…ではなく。



今日はある音楽番組の収録のため、開始前に待機している控え室という立派な彼の仕事場である。



宿舎から家に帰ろうとする私を、テヒョンは強引にここまで連れて来てしまったのである。



なんとかメイクヌナ達(最近は公認になってきた)に混ざって人の目を避ける事が出来たけど。



ここはメンバーの控え室であり、私とテヒョン二人だけの甘いスペースなわけでは無い。




「テヒョン、静かにしなきゃ、」




衣装に着替えてメイクも終わり、すっかりアイドルキムテヒョンに変身したかと思いきや。



私は今日も四次元を大爆発させるテヒョンに、なるべく小さな声で怒った。



ジョングク、ジン、ホソク、ナムジュンは別室でメイク中のためここには居ない。



ユンギがソファに横になって寝てて、ジミンはイヤホンをつけて携帯に集中していた。



周囲を気にする私とは反対に、平気で手を伸ばして触ってこようとするテヒョン。



私の髪をくるくると指に巻き付けたり、そこにキスをしたりして遊んでいる。





TH「ねー、お願い」





…また始まった、と溜息が出る。





「だめって言ってるでしょ」


TH「マネヒョンは入れたのに俺はだめなの?」


「それは理由があったから入れたの!テヒョンはだめだめ、絶対だめ」


TH「彼氏っていう理由があるじゃん」


「…もう、何言ってるの」


TH「ねーA。…だめ?」


「…………」





この私に纏わりつく、衣装のせいかいつもより色気ムンムンなテヒョンさんを誰か、どうにかして。



耳元でやたらといい声出してくる。…助けて。



そんな私の願いは虚しく消え、まるで猫が甘えてくるみたいに私の頰に顔を擦り寄せてくる。



大きいペット飼ってるみたい……。






TH「Aの家にいきたい」






最近のテヒョンくんは、こればっかりだ。






.

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ミツ(プロフ) - ciels0604さん» ここまで読んで頂けて嬉しいです。ありがとうございます!次も頑張ります! (2020年2月2日 12時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
ciels0604(プロフ) - 面白かったです。私の理想です、、、笑次の作品も楽しみにしてます!! (2020年2月1日 20時) (レス) id: 159a8fda76 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - ゴリ実さん» 作品を読んで頂きありがとうございます!嬉しいです!これからも宜しくお願いします(*´∀`*) (2020年1月19日 9時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリ実(プロフ) - 今日読み始めて、ここまで読むことができました!面白かったです!今後も他の作品読ませて頂きます!! (2020年1月16日 21時) (レス) id: df9f3b9e3e (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - もっちゃりさん» 初めまして(^_^)そんな風に言って頂けて嬉しいですありがとうございます!パスワードのついてる作品は後日外していきますので、またその際に読んで頂けると嬉しいです。すみません( ; ; ) (2020年1月14日 0時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミツ | 作成日時:2019年8月10日 21時

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