【※おまけ8】嫉妬�� ページ26
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「テヒョン…怒ってる？」
ずっと無言を貫き通すテヒョンの表情が見えなくて、覗き込むようにして問いかける。
電気もついてない真っ暗なテヒョンの部屋に強引に連れて来られて、掴まれている腕が少し痛む。
ーー事の発端は、こうだ。
ジョングクから連絡をもらい、ちょうど休日で家の用事しかしていなかった私は宿舎へ向かった。
すると宿舎にはジョングクしか居なくて、お腹も空いていたので話しながら一緒にご飯を食べていた。
一緒にラーメンを炊いて食べていた時。
JK「…あ、ヌナここついてる」
ジョングクが突然そう言って、何の躊躇もなく私の口元へ手を伸ばした。
さっきまで笑い合っていた空気はどこへやら、なんとなく気まずい空気になってしまったのは、ジョングクが突然表情を変えたから。
私の唇を指でなぞって、少しの沈黙が流れた。
危険な予感がして、距離を取ろうとしたその時。
ガタッと音がして、ジョングクが立ち上がって。
机を挟んで向かい合っていた私たちの距離が、ジョングクによってゼロになった。
唇に温かい感触を感じて、思考が停止する。
完全に油断していた。
テヒョンと付き合ってから、こういうジョングクもあまり見なくなって、安心しきっていた。
こんな不意にキスをされるなんて思っていなくて。
「……ジョン、」
TH「何してんの？」
そしてこの最悪なタイミングで、テヒョンが帰ってくるなんて思っていなくて。
JK「……ごめ、ヌナ」
ジョングクは焦ったような表情をしていた。
そんな私たちを、テヒョンは無表情で見ていた。
TH「手出すなって言ったよな？」
「ちょ、テヒョン…痛っ、」
JK「…ヌナ、」
しばらく立ち尽くしていたテヒョンは、私に近付くと乱暴に腕を掴んで、私の方を一切振り向かずに歩いて部屋の中まで引っ張った。
背中だけでも、かなり怒っているのが分かった。
引っ張られた腕が痛い。
部屋に入ってもなかなか手を離さないテヒョンに、私は少し怖くなった。
「テヒョン……ごめん、」
私が油断していたせい。
もうすっかり兄弟みたいに思って接してきたけど、ジョングクはまだそうじゃなかった。
そしてテヒョンはゆっくり振り向いて。
TH「…ほんと、悪い女」
噛み付くようなキスをした。
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ミツ(プロフ) - ciels0604さん» ここまで読んで頂けて嬉しいです。ありがとうございます！次も頑張ります！ (2020年2月2日 12時) (
レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
ciels0604(プロフ) - 面白かったです。私の理想です、、、笑次の作品も楽しみにしてます！！ (2020年2月1日 20時) (レス) id: 159a8fda76 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - ゴリ実さん» 作品を読んで頂きありがとうございます！嬉しいです！これからも宜しくお願いします(*´∀｀*) (2020年1月19日 9時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリ実(プロフ) - 今日読み始めて、ここまで読むことができました！面白かったです！今後も他の作品読ませて頂きます！！ (2020年1月16日 21時) (レス) id: df9f3b9e3e (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - もっちゃりさん» 初めまして（＾_＾）そんな風に言って頂けて嬉しいですありがとうございます！パスワードのついてる作品は後日外していきますので、またその際に読んで頂けると嬉しいです。すみません（ ; ; ） (2020年1月14日 0時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミツ | 作成日時：2019年8月10日 21時
