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テヒョンにアパートの前まで送ってもらい、ちょうど車を降りたタイミングで。
歩いて帰ってきた、グクが。
JK「ヌナも今帰りですか？」
「うん。グクも？」
JK「はい！……あの、そちらは、」
隣にいるテヒョンは、突然のグクの登場についていけないのか無言でじっと見つめてる。
何も言葉を発さないのが、逆に怖かった。
「この人はテヒョン。古い時からの親友」
JK「あっ…初めまして！グクって言います」
TH「……」
「…テヒョン？」
グクは私たちに歩み寄って、元気よく自己紹介をしたけど一方のテヒョンは反応がなくて。
私もグクも首を傾げる。
どうしちゃったんだろう？
「おーい。テヒョンってば」
JK「……僕のことすごく見てます」
「立ったまま寝てるの？」
JK「……僕、先に部屋戻ってますね」
そして、グクがそこから立ち去ろうとした時。
TH「待って、」
ずっと固まっていたテヒョンがやっと動いた。
部屋に戻ろうとするグクの腕を掴んで、それを阻止するように引き留めた。
その声はいつもより低くて。
なんともいえない微妙な空気が流れる。
TH「グクって言った？」
JK「は、はい」
TH「…年齢は？」
JK「…え？」
TH「いくつ？」
「ちょ、ちょっとテヒョン、どうしたの？」
TH「いいから。…答えて」
明らかにテヒョンの様子がおかしかった。
さっきまでの優しい表情をしていたテヒョンは何処にもいなくて、まるでグクに迫るかのように。
いきなりのことで、グクも戸惑っている。
JK「歳は…分かりません」
TH「分からない？」
JK「…はい」
「テヒョン、あのね、」
ああ、なんで言おうか。
戸惑うグクと、何故か険しい表情のままグクを遠慮なく問い詰める二人の間に入り込む。
オッパの時は、事情を話してなんとかなった。
……だけどテヒョンは、警察だから。
グクの事を話せるはずもなくて。
「グクはね！私の高校時代の親友なの！だから私と同い年なんだけど…ねーグク、酔ってるの？」
JK「…え、」
TH「同い年？ヌナって言ってなかった？」
「グクは酔ったら誰にでもヌナって呼んじゃう癖があるの！ね？ほらもう、お酒くさいしっ」
JK「は、はい！すごく酔ってて…」
咄嗟に、下手な嘘をついた。
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ゆ - ウロボロスに似てますね、、 (2020年4月27日 1時) (
レス) id: ec2b78254f (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - NAKOさん» ありがとうございます！とても励みになります。長々と続きますがこれからもお付き合いください。 (2020年2月2日 7時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - はるかさん» アイドルではないんです、ごめんなさい(＞人＜;) (2020年2月2日 7時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
NAKO(プロフ) - こちらの作品を読んでいるとすごく心が動かされます楽しみに更新待っています。 (2020年1月25日 6時) (レス) id: 945b78ea37 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - アイドル設定ではないんですね。 (2020年1月21日 2時) (レス) id: bcff119160 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミツ | 作成日時：2020年1月12日 21時
