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テヒョンにアパートの前まで送ってもらい、なんとか無事に家に辿り着くことが出来た。
テヒョンを見送って、階段を上がっていく。
すると、ドアの外に座り込むグクが。
「グク？」
JK「ヌナ！」
「もしかして、ずっと外で待ってたの！？」
JK「帰ってきた…良かった…」
「わ、」
寒さで少し鼻を赤くしてるグクは、私の顔を見るなり嬉しそうに笑って抱きついてくる。
いつから外にいたんだろう。
グクの体が冷たかった。
「遅くなってごめんね、グク」
自分の帰りを待ってくれる人がいるって、こんなにも良いものなんだなって実感する。
グクの背中を優しく撫でた。
携帯でも買ってあげようか、なんて考えて。
JK「ヌナ、これ、」
「ん？」
JK「…怪我してる」
「…あ」
JK「やっぱり何かあったんですか？…すぐに手当てしないと！」
「待っ…これくらい大丈、」
JK「だめです！」
首にあった切り傷を見つけたグク。
さっき警察署の鏡で見たときは、猫に引っ掻かれたくらいの擦り傷だったから大した事はなくて、もう血も止まってるから気にしてなかったのに。
グクは慌てて私を家の中に引っ張った。
「大袈裟だよ」
JK「痕が残ったら大変です」
「その時はグクがお嫁さんに貰ってくれる？」
JK「え、……はいっ」
あれ？グクの顔が赤くなった。
もしかして今ので照れちゃったのかな。
やだ、可愛い……。
JK「痛くないですか？」
「痛いよ〜グク」
JK「す、すみません！僕下手で、」
「うそ。全然へーき」
JK「………ヌナ、僕をからかってますか？」
「ごめんなさい。可愛くてつい」
それからグクは一生懸命手当てをしてくれた。
首に傷があるせいで、手当てしてもらっている最中はグクとの距離が近くて少しドキドキした。
もうグクが家にいるのがすっかり慣れて。
いろんな事があった今日、もしこの部屋に一人だったら怖くてたまらなかったに違いない。
こうやって普通に笑ってられるのは、きっと抱き締めてくれたグクのおかげだった。
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ゆ - ウロボロスに似てますね、、 (2020年4月27日 1時) (
レス) id: ec2b78254f (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - NAKOさん» ありがとうございます！とても励みになります。長々と続きますがこれからもお付き合いください。 (2020年2月2日 7時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - はるかさん» アイドルではないんです、ごめんなさい(＞人＜;) (2020年2月2日 7時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
NAKO(プロフ) - こちらの作品を読んでいるとすごく心が動かされます楽しみに更新待っています。 (2020年1月25日 6時) (レス) id: 945b78ea37 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - アイドル設定ではないんですね。 (2020年1月21日 2時) (レス) id: bcff119160 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミツ | 作成日時：2020年1月12日 21時
