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「お姉さん、もしかして一人酒？」
今日もしっかり残業をした仕事終わりの夜、家の近くにあるコンビニでおつまみとお酒を買っていると、陽気な男の人の声が聞こえてきた。
…お酒くさ。
まさかのコンビニで酔っ払いに絡まれるという面倒くさい展開に溜息をつきながら、目も合わせることなくスルーしてレジに向かう。
レジはいつもの若い男の子。学生かな？
「おねーさーん、無視しないでよ？」
「840円になります」
ほんと、しつこい。
レジの子も巻き込まれたくないのか、明らかに目を逸らしながらそれらを袋に入れて渡してくれた。
店を出てもついてくる足音に、さすがにこのまま家までついて来られるとヤバいと思った私は、帰り道とは反対方向に向かって歩いた。
だけど歩いていく先はどんどん人が少なくなって。
歩くスピードを速めれば、ついてくる足音も同じようにどんどん加速していく。
さすがに怖くなってきた私は、誰かに電話をかけようとスマホを取り出したその時だった。
「ひっ…」
思わず立ち止まる。
後ろの酔っ払いの小さな悲鳴が聞こえた。
外灯もない、真っ暗な細い路地の隅で。
「…し、死んでる」
力なく横たわる、若い男性の姿。
私についてきた酔っ払いは震えた声でそう言って、走って一目散に逃げて行ってしまった。
明らかに寝てるだけとか、そんなんじゃなくて。
顔中に誰かに傷付けられたようなアザと切り傷、ボロボロに破れた服からは痛々しいほどに赤黒い血が地面に流れていた。
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ゆ - ウロボロスに似てますね、、 (2020年4月27日 1時) (
レス) id: ec2b78254f (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - NAKOさん» ありがとうございます！とても励みになります。長々と続きますがこれからもお付き合いください。 (2020年2月2日 7時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - はるかさん» アイドルではないんです、ごめんなさい(＞人＜;) (2020年2月2日 7時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
NAKO(プロフ) - こちらの作品を読んでいるとすごく心が動かされます楽しみに更新待っています。 (2020年1月25日 6時) (レス) id: 945b78ea37 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - アイドル設定ではないんですね。 (2020年1月21日 2時) (レス) id: bcff119160 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミツ | 作成日時：2020年1月12日 21時
