【83】ウサギさんの本性 ページ33
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電気がついてなくて、ガランとした薄暗い教室に、私とジョングクの２人きり。
廊下から聞こえてくる生徒の声に、誰かがここに入って来ないかとヒヤヒヤした。
そんな私の気持ちなんて知らずに、ひとり涼しい顔してジョングクは口角を上げて笑ってる。
JK「なんで逃げんの？」
「…」
JK「なあ」
分かってるくせに。
自分が優位に立った時のジョングクは、本当にずるくて何も言い返せなくなって、目で訴えるように睨むとさらに笑うからムカついた。
私を見下ろすジョングクとの距離が近すぎて、離れようと身を引こうとしても背中に壁が当たってどうすることも出来なくなってしまった。
「逃げてな、」
JK「じゃあ俺の目見て言って」
「っ、」
私の顎を、ジョングクの指が持ち上げる。
見飽きるほど一緒に過ごしてきたジョングクと、今はもう視線を合わせただけで全身が熱くなる。
いつからこんなに格好良くなった？
いつからこんなに色っぽくなったの？
「…ジスちゃんに、告白されたんでしょ？」
JK「ジス？ああ、うん」
「可愛いよね、ジスちゃん」
JK「そうか？」
「女の子って感じだし、賢いし、美人だし。いかにもジョングクのタイプの子って感じ」
JK「…」
「ジョングクには、ああいう子がお似合い…ーー」
言い切る前に、声が途切れた。
ジョングクの突然のキスによって。
抵抗なんてする暇もなく、私の口を塞ぐように唇を重ねてくるジョングクに驚きで思考が停止する。
甘い香りが、脳内を麻痺させた。
「…ん、」
しばらく離れないジョングクに、酸素がほしくて思わず声が漏れるとさらに深くなって。
ジョングクの体を離そうと、胸をぐっと押して抵抗してみてもすぐに手を取られて、そのまま壁に押し付けられて身動きがとれなくなった。
全身が脈打つように煩い。
距離が無くなって、気付かれないか不安だった。
JK「案外大人しいのな」
「…は、」
JK「マジで蹴ってくるかと思ったけど」
「う、うるさい」
満足したのか、ゆっくりと私から離れたジョングクはまた楽しそうに目を細めて笑ってる。
濡れた私の唇に、そっと指で触れた。
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ミツ(プロフ) - (名前)わかなさん» 読んで頂いてありがとうございます(*´ω`*) (2020年2月9日 2時) (
レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - カナタさん» カナタさん初めまして、と、返すの遅くなりごめんなさい(；ω；)下手くそな文章なのにキュンキュンして貰えて嬉しいです！完結させて良かったなって思えました。最後までありがとうございました！ (2020年2月9日 2時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)わかな(プロフ) - もう最高です(*´-`) (2020年1月17日 19時) (レス) id: 3c8d998032 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして^^ 一気読みさせていただきました！推しとのお話だったので読み始めたらもぅ胸キュンが凄すぎて夜中に一人で悶えました！！ジミちゃんが良い子すぎて幸せになってほしいのとテヒョンとスアちゃんが結ばれることを祈ります^^ とても素敵な作品でした！ (2019年12月15日 4時) (レス) id: 9f93c96a0f (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - レイコさん» ジミンちゃんのお話も考え中ですので、その際はまたよろしくお願いします！有難うございます(*´ー｀*) (2019年12月11日 21時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミツ | 作成日時：2019年9月23日 11時
