【81】一筋縄ではいかない ページ31
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翌日、朝練でいつもより早くに出たジョングクがいなかったから一人で寂しく登校した。
途中、ジン先輩に会って物凄く絡まれたけど。
「ねーミンジュン、ジョングクは？」
MJ「あぁ、あいつなら…」
「…？」
朝練を終えて教室に帰ってきたのは、何故かミンジュンだけでジョングクの姿が無かった。
私が問い掛けると、窓の外を指差して。
さっきからやけに窓の外を見ながらキャイキャイ言ってる女子が多いなと思ったら。
「今月で何回目？」
MJ「いち、に、さん…回目くらいか？」
「モテ男は辛いねぇ」
MJ「いいよなぁ。可愛いよなぁジスちゃん」
体育館の入り口で、4組で一番可愛いと噂のジスちゃんに朝っぱらから告白されている最中だった。
ここからじゃ二人の横顔しか見えないけど、ジスちゃんが顔を赤くしながら小さな紙を渡している。
それに対して動じる事もなく、平然としているジョングクは本当に見る目がないと大声で言いたい。
横にいるミンジュンがデレデレしてるし。
MJ「…あ、受け取った」
「………」
相手に期待を微塵も持たせない事で有名なジョングクがその紙切れを片手で受け取って。
ジスちゃんはすごく嬉しそうな笑顔を見せて、驚く事にあの仏頂面のジョングクも笑ってた。
珍しい光景に、私もミンジュンも驚いた。
地球に隕石が落ちてくるレベルでびっくりする。
MJ「マジで？うまくいっちゃった系？」
「…え」
MJ「ほら、だって笑ってるし」
「………だ」
MJ「え、何？」
「…そんなの、やだ」
なんで気付かなかったんだろうって不思議なくらい、どんどん気持ちが強くなる一方で。
今だって、ジスちゃんと楽しそうに笑い合うジョングクを見ただけで心臓がぎゅって苦しくなる。
やめて、もう笑わないでよって。
私を好きだと言ったジョングクは、いつも私を馬鹿にするみたいにからかっただけなのかな。
本当はジスちゃんみたいに可愛くて、おしとやかで、口元に手を添えてクスクス笑うような、私とは正反対の女の子が好きだったんだ。
マイナスな感情が、ぐるぐると押し寄せる。
MJ「やっと素直になった」
「…うるさい」
MJ「よしよし。Aの方が可愛いぞ〜」
「…その顔にデコピンしてやりたい」
MJ「何でだよ！？」
ーーーヤキモチって、こんなに苦しい。
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ミツ(プロフ) - (名前)わかなさん» 読んで頂いてありがとうございます(*´ω`*) (2020年2月9日 2時) (
レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - カナタさん» カナタさん初めまして、と、返すの遅くなりごめんなさい(；ω；)下手くそな文章なのにキュンキュンして貰えて嬉しいです！完結させて良かったなって思えました。最後までありがとうございました！ (2020年2月9日 2時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)わかな(プロフ) - もう最高です(*´-`) (2020年1月17日 19時) (レス) id: 3c8d998032 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして^^ 一気読みさせていただきました！推しとのお話だったので読み始めたらもぅ胸キュンが凄すぎて夜中に一人で悶えました！！ジミちゃんが良い子すぎて幸せになってほしいのとテヒョンとスアちゃんが結ばれることを祈ります^^ とても素敵な作品でした！ (2019年12月15日 4時) (レス) id: 9f93c96a0f (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - レイコさん» ジミンちゃんのお話も考え中ですので、その際はまたよろしくお願いします！有難うございます(*´ー｀*) (2019年12月11日 21時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミツ | 作成日時：2019年9月23日 11時
