【71】JK side ページ21
ージョングク side
Aが漫画を読むと言って、数十分後。
スースー、と規則正しい寝息が隣から聞こえてきたと思えば、漫画を途中まで開けたまま眠っていた。
自分の気持ちに気付いてから、Aに対して散々感情をぶつけてきたつもりでいたのに。
相変わらずパーカーに、短いショートパンツで足を出して無防備に寝てる馬鹿がここにいる。
JK「……つか、微熱あったんじゃなかったのかよ」
本人は治ったつもりでいるかもしれないけど、こじらせたらどうするんだよ、と。
どんな幸せそうな夢を見てるのか、少し笑ってるようにも見えるその寝顔をしばらく見ていた。
寝てても阿保面だな、とか。
この顔に思いっきり落書きしてやりたいな、とか。
見てると愛おしく思えてくる寝顔に、無意識に触れようとして手が伸びて。
するとAが寝返って、距離がぐっと近くなった。
JK「……起きんなよ」
ぐらっと理性が飛びそうになるのを堪えて、触れるか触れないかのキスを落とした。
「…んん」
Aが少し声を漏らすから、さすがにこのままじゃ抑えられなくなると焦った俺は急ぐように自分の部屋から出て、リビングに向かった。
冷静になれ、と言い聞かせるように、冷蔵庫に入っていた水を頭痛がするくらい一気飲みした。
「Aちゃんと仲直りしたの？」
と、洗い物をしていた母が嬉しそうに聞いてきた。
JK「別に喧嘩してないし」
「あら、そうなの？朝も別々だったみたいだし、最近ずっと不機嫌だったじゃない」
JK「……母さんの勘違いだよ」
「私はAちゃんがお嫁さんに来てくれるといいなってずっと思ってるんだけどな」
JK「はあ？」
「だってAちゃん、すごく可愛いじゃない」
何故か嬉しそうにする母さんに、呆れて笑う。
JK「…まあ、可愛いけど」
俺がそう言うと、さらに飛び跳ねて喜んでた。
つか、お嫁さんっていつの話だよ。
まだ幼馴染から恋人にすらなれてないのに。
苦戦してる俺に気付いているのか、母さんはそんな俺に頑張れとガッツポーズをしてみせた。
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ミツ(プロフ) - (名前)わかなさん» 読んで頂いてありがとうございます(*´ω`*) (2020年2月9日 2時) (
レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - カナタさん» カナタさん初めまして、と、返すの遅くなりごめんなさい(；ω；)下手くそな文章なのにキュンキュンして貰えて嬉しいです！完結させて良かったなって思えました。最後までありがとうございました！ (2020年2月9日 2時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)わかな(プロフ) - もう最高です(*´-`) (2020年1月17日 19時) (レス) id: 3c8d998032 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして^^ 一気読みさせていただきました！推しとのお話だったので読み始めたらもぅ胸キュンが凄すぎて夜中に一人で悶えました！！ジミちゃんが良い子すぎて幸せになってほしいのとテヒョンとスアちゃんが結ばれることを祈ります^^ とても素敵な作品でした！ (2019年12月15日 4時) (レス) id: 9f93c96a0f (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - レイコさん» ジミンちゃんのお話も考え中ですので、その際はまたよろしくお願いします！有難うございます(*´ー｀*) (2019年12月11日 21時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミツ | 作成日時：2019年9月23日 11時
