【63】幼馴染という関係を ページ13
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ジョングクの事考えてたら、夢に出てきた？
「ジョングク？」
JK「開けていい？」
カーテンで仕切られた向こうから、ジョングクの大きな身体の影が見えて。
応えるようにカーテンをあけると、そこには急いで来たのか前髪が少し乱れて肩を上下にさせながら息をする、ジョングクがいた。
JK「え、熱あんの？」
大袈裟に冷えピタまで貼ってる私をみて驚いた様子のジョングクが、そばに駆け寄ってくる。
すぐに腕が伸びてきて、両頬に当てられたジョングクの手がひんやりと冷たかった。
「大した事ないよ。大丈夫」
JK「薬飲んだ？」
「…うん」
JK「鞄取ってこようか？」
……ねえ、お願いだから優しくしないで。
馬鹿だから、すぐにドキドキしちゃうじゃんか。
JK「…A？」
久しぶりにこうやって呼ばれた気がする。
ジョングクの手の上に、自分の手を重ねた。
部屋で突然キスをされたあの日から、ジョングクが変わってしまったように見えて困惑していたけど。
変わったのはジョングクじゃなくて……。
「自分勝手で、ごめんね…」
ジミンちゃんを傷付けたって、あの日はそれしか考えないでジョングクを突き放してしまったけど。
私はジョングクにも悲しい顔させちゃったね。
JK「お前何泣いて、」
「何で…あの時私にキスしたの？」
だから、教えてほしい。
行くなよってあんなに苦しそうに言った理由を。
ーーー私達は幼馴染だった。
まだ親の手を繋いで歩くくらい私たちが小さな子供だった頃、よく泣くジョングクが可愛くて仕方なくてよく意地悪して。
お母さんに怒られて、また仲直りして。
恥ずかしがりな屋ジョングクの前をいつも歩いていた。
いつからだろう。
私の前を歩くジョングクの背中が大きいって思うようになったのは。
いつからだろう。
泣き虫だったジョングクに、こうやって涙を拭われるようになったのは。
JK「ずっと隣にいるのが当たり前って思ってて」
「…ん、」
JK「もしこのままいなくなったらって考えたら」
「…っ」
JK「Aをどこにも行かせたくなくて、」
ジョングクは私に目線の高さを合わせるように、その場で腰を下ろして真っ直ぐ見つめた。
JK「ああ、好きなんだなって、思ったんだよ」
ずっと聞けなかった、キスの理由。
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ミツ(プロフ) - (名前)わかなさん» 読んで頂いてありがとうございます(*´ω`*) (2020年2月9日 2時) (
レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - カナタさん» カナタさん初めまして、と、返すの遅くなりごめんなさい(；ω；)下手くそな文章なのにキュンキュンして貰えて嬉しいです！完結させて良かったなって思えました。最後までありがとうございました！ (2020年2月9日 2時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)わかな(プロフ) - もう最高です(*´-`) (2020年1月17日 19時) (レス) id: 3c8d998032 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして^^ 一気読みさせていただきました！推しとのお話だったので読み始めたらもぅ胸キュンが凄すぎて夜中に一人で悶えました！！ジミちゃんが良い子すぎて幸せになってほしいのとテヒョンとスアちゃんが結ばれることを祈ります^^ とても素敵な作品でした！ (2019年12月15日 4時) (レス) id: 9f93c96a0f (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - レイコさん» ジミンちゃんのお話も考え中ですので、その際はまたよろしくお願いします！有難うございます(*´ー｀*) (2019年12月11日 21時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミツ | 作成日時：2019年9月23日 11時
