【61】TH side ページ11
ーテヒョン side
Aちゃんよりもっと良い子がいるよ、なんてお世辞でも言えないくらい、確かにAちゃんは可愛くていつも純粋で魅力的な女の子だった。
ジミナが見てないところで、ちょっと口説いてみようとした事だってあったくらい。
彼女が愛される、理由は十分に理解してた。
JK「俺に女紹介して、身を引かせようって思っても無駄ですよ」
TH「ジョングガは一途なんだね」
JK「先輩、一途って言葉知ってたんですね」
TH「こら、すぐそういう事言うでしょ」
俺なりに親友の恋の手助けをしようと試みたんだけど、どうやら上手くいかないらしい。
…なんでAちゃんを好きになっちゃうんだよ。
強敵すぎて、俺じゃ敵いっこないじゃん。
TH「ジミナに譲ってあげてよ」
もういっそのこと、ストレートに言う事にした。
すると返事は当たり前のように返ってきて。
JK「嫌です」
TH「ジミナに幸せになってほしいんだよ」
JK「あの…さっきから変じゃないですか？」
TH「え？」
JK「付き合っといて、幸せじゃないんですか？」
TH「……え」
JK「譲るもなにも、もう両想いじゃないですか」
TH「……もしかして、ジョングガ、」
……ジミナと別れたこと、知らない？
Aちゃんとあれだけ一緒に居ておいて、もしかして聞いてなかったりする？
JK「やっぱり、上手くいってないんですか？」
やっぱりって言うあたり、少しはAちゃんの異変を感じているようだけど。
…いや、だからっていくらなんでもさ……。
TH「あの二人、もう付き合ってないよ」
JK「…は、」
TH「Aちゃんから聞いてない？」
JK「……それ、嘘じゃないですよね？」
TH「え、うん。本当だよ。…ちょ、ジョングガ！」
ーーー…バタンッ！
あーあ。まだ話は終わってないのに。
急に立ち上がって、急いで屋上から出ていくように走って行ってしまったジョングク。
…俺が買ってあげたコーラ忘れてるし。
Aちゃんのところ行っちゃったのかなぁ。
言わない方が良かったかもしれないし、ジョングクの恋心に火をつけてしまったかもしれない。
TH「…俺のばか」
ねえ誰か、全員が悲しまない方法を教えてよ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 806人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミツ(プロフ) - (名前)わかなさん» 読んで頂いてありがとうございます(*´ω`*) (2020年2月9日 2時) (
レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - カナタさん» カナタさん初めまして、と、返すの遅くなりごめんなさい(；ω；)下手くそな文章なのにキュンキュンして貰えて嬉しいです！完結させて良かったなって思えました。最後までありがとうございました！ (2020年2月9日 2時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)わかな(プロフ) - もう最高です(*´-`) (2020年1月17日 19時) (レス) id: 3c8d998032 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして^^ 一気読みさせていただきました！推しとのお話だったので読み始めたらもぅ胸キュンが凄すぎて夜中に一人で悶えました！！ジミちゃんが良い子すぎて幸せになってほしいのとテヒョンとスアちゃんが結ばれることを祈ります^^ とても素敵な作品でした！ (2019年12月15日 4時) (レス) id: 9f93c96a0f (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - レイコさん» ジミンちゃんのお話も考え中ですので、その際はまたよろしくお願いします！有難うございます(*´ー｀*) (2019年12月11日 21時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミツ | 作成日時：2019年9月23日 11時
