【58】JM side ページ8
ージミン side
"新入生の中にアイドルみたいな男の子がいる"
Aちゃん達が入学してすぐ、僕らの周りや上級生たちの間で少しだけ騒ぎになった。
それがAちゃんの隣にいる、ジョングクくんだった。
主に騒いでいたのは女子だけだったけど、僕らもジョングクくんを見かけるたびに目に入って。
見かけるたびに、隣でいつもにこにこ明るく笑う太陽みたいな女の子が一緒にいて。
とびきり美人っていうわけじゃなかったけど、いつも笑って気が付けばその子ばっかり見るようになって。
TH『話し掛けてくれば？』
JM『…どうやって』
TH『それか俺が落としてこようか？』
JM『だめ。絶対だめ』
可愛い可愛いってただ眺めるだけの僕に、テヒョンは少し呆れ気味だったのを覚えてる。
だから、あの日。
Aちゃんに告白された時、すぐに受け入れた。
JM「あの笑顔が好きだったんだけど、…Aちゃん、僕には一度も見せてくれなかったんだ」
よく笑ってくれたし、一緒にいて楽しかった。
だけど、ジョングクくんと話してる時のAちゃんを見てはいつも嫉妬していた自分がいた。
SA「でもAちゃんはジミナを好きって言ってくれたんでしょ？」
JM「うん。だからもうずっとこのままでもいいやって思ってたんだけどね…」
TH「ジョングガが気付いちゃったわけね」
…自分の中にあった、本当の気持ちに。
だからAちゃんの微かな異変にも気が付いた。
あの二人の今までの幼馴染という関係に、少しずつズレが出始めてることに。
SA「アンタ、昔からそういう所あるよね」
JM「…？」
SA「自分のことは後回し。まずは相手の幸せ、みたいな優しすぎるダメなところ」
JM「…ダメなんだ」
SA「ちょっとは自分の欲に正直になっても良いんじゃないの？…ほら、テヒョンみたいにさ」
TH「え？俺？」
JM「…テヒョンはちょっと抑えた方がいいよ」
TH「なんの話？」
スアは相手の幸せを優先するのがダメって言うけど。
Aちゃんには、あのとびきりの笑顔でずっと居てほしいから。そのためには、隣にいるべき人は僕じゃないって分かってしまった。
だから、Aちゃん。
悩んで、迷って、自分の気持ちに正直になって。
その先でもし僕が良いって思ったなら、もう手は離さないって約束するから。
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ミツ(プロフ) - (名前)わかなさん» 読んで頂いてありがとうございます(*´ω`*) (2020年2月9日 2時) (
レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - カナタさん» カナタさん初めまして、と、返すの遅くなりごめんなさい(；ω；)下手くそな文章なのにキュンキュンして貰えて嬉しいです！完結させて良かったなって思えました。最後までありがとうございました！ (2020年2月9日 2時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)わかな(プロフ) - もう最高です(*´-`) (2020年1月17日 19時) (レス) id: 3c8d998032 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - はじめまして^^ 一気読みさせていただきました！推しとのお話だったので読み始めたらもぅ胸キュンが凄すぎて夜中に一人で悶えました！！ジミちゃんが良い子すぎて幸せになってほしいのとテヒョンとスアちゃんが結ばれることを祈ります^^ とても素敵な作品でした！ (2019年12月15日 4時) (レス) id: 9f93c96a0f (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - レイコさん» ジミンちゃんのお話も考え中ですので、その際はまたよろしくお願いします！有難うございます(*´ー｀*) (2019年12月11日 21時) (レス) id: 6ad776dd96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミツ | 作成日時：2019年9月23日 11時
