Baby girl【青】

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「しょた！！よた！！！！」



翔「…どこ？」




「いつものーとこー！」




多分何度目のデジャヴ？って感じだと思う。



フラフラしながらも
また深澤さんに支えられちゃってる



深澤さんは毎度私の介護役になってしまっていて

他の人たちは任せっぱなし。



でも翔太という恋人がいる。




まずいよなあ、これは。

怒られるなあ。




.





深「ねえねえ、ごめん、

Aちゃん支えてやってくれない？」



前を歩くサークルの女の子に声をかける深澤さん。






深「彼氏が迎えに来るみたいだから

俺だとちょっと、ね？」



『あ！そうなの！A彼氏できたんだ？

きいてないー！』



なんて言いながら女の子2人に支えられていて


心配そうに深澤さんは私の後ろを歩いていた。






.







翔「あ、すみません、」





大好きな人の声がする。




「しょた！」





翔太に支えられてサークルのみんなとお別れをした。




.








翔「お前なんか匂いする」





「えー？タバコの匂いはしないでしょー？」



翔「は？お前なんかその言い方…」







「ふかざわさん、好きな人のために

禁煙中なんだってえ」




黙れ黙れ自分と思っても

ボロボロと、口からこぼれる言葉は


確実に地雷を踏んでいる。








翔「お前酔い覚めたら覚えとけよ」




「んえ？しょた？だいすきだよ？」



翔「分かってるから、あんまその顔で見んな」




「え、、かわいくないから？」


しょぼん、とした顔で翔太を見つめるけど




翔「誘ってんのか？」



「へんたい」




結局この日は

嫉妬した翔太に甘く甘く溶かされちゃって


　


やっぱり好きな人と結ばれるのって幸せだなぁって






ずっと幸せが続きますように。











少し酔いが覚めた頭でそんなことを考えながら


大好きな人の腕の中で眠りについた。








ーーーーーーーーー







「タバコ、一本ちょうだい」


「さっきまで禁煙中って言ってたじゃん(笑)」


「もー辞めるのをやめた、

俺向いてないわ〜片思いとか」


「ま、最初からお前が辞めれると思ってないけど」


「どーいう意味だよ、わら」











end

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